ピークを過ぎても、
実績と名前(顔)で抑えてしまう投手の凄さ!

 全盛期に大活躍をして、人気も実力もある投手が、ある年齢に近づいてくるとスピードも
投球技術も衰えてきます。人間である以上年を取るのは仕方がありませんが、衰えを感じた
時に、技術とテクニックで乗り越えようとします、そこを実績と名前(顔)で抑えてしまう
投手がいます。具体的に見てみますと、楽天の田中将大投手もそうです。昨年ヤンキースから
プロ野球の「楽天」に入団しました。高校からドラフト1位で楽天に入団1年目から
活躍し11勝7敗の新人王を獲得。

ピークを過ぎても、 実績と名前(顔)で抑えてしまう投手の凄さ!

キャリアをスタートし、順調にプロの選手としてスタート。田中のピークは入団3年目の
209年~2013年の楽天で24勝0敗、日本一に導いた年までが日本でのピークではなない
でしょうか。2011年の19勝5敗で沢村賞を.防御率も1・27で受賞。入団5年目の年齢も
23歳の心身共に絶好調でした。プロ野球5年目で『勝てるピッチング』を完成した
年でもあった。ゴロアウト。ピンチの場面では、ギアを上げて力で抑え込む、
このバランスが旨いピッチャーでした。

▲24勝0敗で日本一からヤンキースへ

2013年に日本一になり、ヤンキースに7年契約で移籍し、2016年を境に平均球速が下降して
いますが内外角低めにボールを集めて、巧みな駆け引きで試合を創って見せた。また、
右肘の痛みが出て一時は手術をするか、まよった時期もありましたが、大事に至らず、
手術を回避。2019年まで、11勝9敗と、何とか2桁勝利を6年続けましたが31歳になり
ストレートの球速もテレビで見てもはっきりと分るほど落ちていました。

 

翌年の2020年契約最終年には登坂数も減り。球団も再契約をせず楽天に戻る。契約の7年を
投げぬきました、7年目の2020年は3勝3敗に終わりましたが球速は落ちましたが、日本に
もどる。昨年楽天では、まさに実績と顔と投球術で勝てると思い、昨年は21試合に登板。
6回、7回以降に打たれて、スタミナ切れが見え4勝止まり、負けが倍の8敗です。今季も
8勝10敗とマー君らしくないですね!まだまだ駆け引きや、打者のタイミングを交す
テクニックは健在なので頑張ってほしいですね!

▲クローザーの佐々木も上原も、最後は顔と名前で抑えた!

 田中投手と同じようにメジャーから帰ってきて顔と実績で活躍したクローザーの大魔神こと
佐々木主浩投手は、キャリア晩年にMLBから横浜ベイスターズに復帰しました。さすがに
ピーク時より衰えていたものの経験とテクニック。打者との駆け引きなどで投げており
復帰当初は顔と名前で抑えていた面が大きかった。同じようにメジャーから巨人に復帰した
上原浩治投手も同じく類とテクニックで抑えていた選手です。球速は130キロそこそこで、
手元の技術が効かなくなる夏場に打ち込まれる場面が多かった。

佐々木投手も上原投手も、お客さんもみんな分かっていながら引退前の儀式のようなもの
である。佐々木投手や上原投手などは実績があり、当然、技術ある。そして自分の引き際を
理解した上で最後のマウンドに立つのである。が、田中将大投手と同じような立場の投手は
たくさんいます。西武の元巨人の内海雨投手も引退を表明しました。また日本ハムに
オリックスから移籍した金子千尋投手も今年も一時の華やかさはありませんが
リリーフで頑張っています。                                                             2022年9月17日