変化球の高低で勝負することのリスクヘッジの重要性!

ピッチャーにとってストレート(フォーシーム)は、速ければ速いほどバッターに対して有利で
ある。投球の幅が広くなり、変化球も速く、球速に変化がつけやすくなります。プロ野球も、
メジャーなどプロだけでなく高校野球や大学野球、社会人、少年野球まで「高速化」して
います。もちろん高校生以下の少年野球、アマチュア野球においても高速化の傾向は強い。

変化球の高低で勝負することのリスクヘッジの重要性!
特にカットボールやツーシームなどストレートと球速の差がすくない変化球が多いことも
「高速化」している要因ではないでしょうか!スピードアップすれば当然、
投手のレベルも上がっていきます。

▲変化球のスピード化が進む!

プロ野球でカットボールやツーシームと言う球種が一般的に使われて始めたのは
2000年~2005年頃から盛んになったようですが、それは、メジャリーグに毎年何人か移籍した
りメジャーの放送がNHKで始まったころからメジャーの情報が盛んになり、ネットなど身近に
なったためだと考えられる。このように、情報が瞬時に見られるため球種もすぐに練習に
取り入れられます。2012年に大谷翔平投手がドラフトで日本ハムに指名されメジャーに行く
のをやめて日本ハムに入り、160キロ投手として一気にプロ野球も高速化しました。

▲スプリットは日本人投手の必須の変化球である!

ストレート(フォーシーム)とツーシームなどのスピード化に、ついて行くように変化球も
高速スライダー、高速スプリット、などが一気に投球の中心になる。大谷投手が投げるたびに
スピード記録を更新。変化球のスプリットも多くの投手が投げるようになり、プロ野球も
多くの投手が持ち球として投げるようになりました。スプリットは日本人投手がメジャーで
活躍するための必須の変化球である。大谷翔平投手を初めメジャーの先駆者野茂英雄投手、
ダルビッシュ、など、みんな持ち球として有効に使用して打者を打ち取っています。

▲困ったら外角の高低を攻めろ!

スプリットは汎用性の高い変化球であり、多少器用さが必要ですが決め球として使う投手が
多いですが、ツ-シームで小さく内側に落として、スプリットで大きく落とし三振を取る。
フォーシームの150キロ後半のスピードボールと絡めて投球の幅を広げます。その他シンカー
やスライダー、カットボールなどを高低に投げ分けて打ち取る。野村監督が良く選手に
言っていた、『困ったら外角低め』は基本ですが。今は困ったら『外角の高低に投げろ』
ですね!また、リーチの長い外国人に有効に使えるのが、外に逃げるスライダーである。
もちろん高低を絡めて使うのが基本です。

投手は、常に最小限のリスク考えながらピッチングを組み立てなければなりません。高校生の
野球レベルが上がっています。今は日本国内を初め世界の情報もすぐに入ります。が、間違った
情報には注意しながら、良いことは真似ましょう。『真似るは学』ことです。練習が一番自分を
上手くさせてくれます。変化球の高低で勝負することのリスクヘッジの重要性!を頭に入れて、
内閣の高低外角の高低をコントロールするのは非常に難しいですが、ピッチャーの基本です。
2022年9月17日