日本人投手と
外国人投手のモーションのスピードの違いと対応策!

野球も国際大会が多くなり日本人投手と外国人投手のモーションのスピードの違いに
バッターは毎回、悩まされて苦労しています。古くは、松井秀樹氏が巨人からヤンキースに
移籍した年に相手投手のモーションの速さにタイミングが合わず、ゴロキングと言われながら
苦労していました。同じように、大谷翔平選手が18年にエンゼルスに移籍した年にオープン戦
でタイミングが合わず開幕の前に、右足を上げるのをやめて右足首を返すだけでタイミングを
取るフォームに変えて、ホームグランドの開幕戦から3戦連発のホームランを打ち、
素晴らしいデビューを果たしました。
日本人投手と外国人投手の モーションのスピードの違いと対応策!

来年3月にWBCがあります。当然ピッチャーをどう攻略するのかは、大きなテーマになります。
2017年のWBCの時はメジャー経験が豊富な「青木宣親選手」が外国人のフォームの違いを
話して、全体練習の時にも打撃投手を近距離から投げさせるなどの練習を取り入れて、
4大会連続のベスト4以上という結果につなげました。ヤクルトの青木宣親選手が東京オリン
ピックの監督である稲葉氏に送ったアドバイスも的を得ています。『外国人投モーションが
速く、球が動く中で、日本人のようにゆっくりタイミングを取っていると
どうしても間に合わない。

▲バッティング投手に近距離から投げてもらい練習!

 だったらバッティング投手に、近い距離から投げてもらい、自分のタイミングでどうやって
打ったらいいのか、外国人投手を想定しながらやると言うことを取り入れた方がいいん
じゃないですか』と話し、結果は皆さんがご存じの通り、優勝しました。他国から見れば、
日本人は外国人になるわけですから、逆のことがあるわけです。例えば、日本人の投手は
外国人に比べてワンクッション多いフォームで投げるため、タイミングが遅くなる。
一番いい例がアンダースローの投手が多いため普通の上手投げの、スリークォーターなどの
投げ方より、ゆったりしたフォームで投げるために、

 

外人の打者ではイライラして、待っていられないのです。メジャーで、投げている菊池雄星投手
や有原航兵投手はあまりに、ゆっくりしすぎたため審判や監督に文句を言われ、パニック状態
になり苦労しているようです。メジャーは毎年ゲームを速く進めるため投手の構えから投げる
のを速くするためいろんな改革が進められています。話を戻しますね!アンダーハンドの
ピッチャーは元ロッテの渡辺俊介投手や元日本ハムの牧田和久投手、ソフトバンクの
高橋礼投手などには、これまで多くの外国人打者が苦労させられてきました。

▲日本人の投手はモーションがゆったりし過ぎ!

アンダースローに限らず日本人特有のワンクッション置く投球フォームや、ゆったりした
投球フォームは見慣れていないため、日本人のピッチャーが国際大会で通用し、メジャー
リーグで活躍できた要因でもありました。ただメジャーリーグでは、ゲームをより,早く終わ
らせるために、細部にわたり変更をしています。来年からは、投手は走者がいない場合は15秒
以内、走者がいる場合は20秒以内の投球となり、制限時間を超えると1ボールが加えられて
しまいます。ケン制球も3度目までに走者をアウトにできなければボークに、打者は残り
残り8秒の時間で投手との勝負をしなければなりません。

来季からは日本人の投手はスピードアップが必須です

つまり、ゆっくり、ゆったり投げている時間がないのです。来季からは試合時間短縮のため、
投球間に時間制限を設ける「ピッチ・タイマー(ピッチ・クロック)」。ピッチ・クロックは
今季マイナーで試験導入され、昨季は延長以外で3時間4分だった試合時間が2時間38分に
短縮されたという結果が出ているそうです。日本人の投手は、今のままでは、どんどん
反則を取られてしまいます。日本の野球界もこの問題はメジャーと同時にスタートさせないと
国際大会に乗り遅れてしまいます。今までは、注意はされても、ペナルティーが
なかったので良かったのですが!

 

ピッチャーによっては、フォームを創りなおさないといけませんので大変だと思いますが。
すぐにとりかかった方がよいでしょう。特に高校生や、大学生は各大会すぐに決めないと
思いますが。国際大会のことを考えたら、すぐに練習には取り入れた方が良いと思います。
15秒と20秒の時間制限は、練習で自分の感覚を掴まみ、時間の感覚に慣れておかないと
ペナルティーばかり取られてしまい、ピッチングになりませんよネ!
2022年9月20日