ねん挫 防ぐには、より入念なウオーミングアップ!

スイング中やベースランニング中に急にバランスを崩し、足首に負担が掛かった場合に
ねん挫は起こりやすくなります。足が内側に向いてしまい、外側の靭帯が損傷します。
足首のねん挫は野球に限らず、どんなスポーツでも起こりやすい発生率の高いケガです。

ねん挫は、過度の力が急激に関節に加わり、関節をつなぐ靭帯が緩んだり、関節が外れたりと、
関節が傷ついた状態です。野球で起こりやすいのは、スイング中や、走塁の時に
ベースを踏み外し足首を捻ってしまった時などに起きます。

ねん挫の予防と、起きてしまった時の応急処置!


予防ですが、試合前、練習前に入念なウオーミングアップが大事です。カラダの筋肉や
関節が硬い状態で、急激な運動をしてしまうと、カラダも驚いてしまいます。もちろん、
ねん挫しやすい足首や関節の周りの筋肉を鍛えるのも大事な予防です。

 

ねん挫になってしまった場合は、試合中でも練習中でも、すぐに、運動を中止して
痛めた部分をすぐに冷やして、この応急処置で腫れと痛みを最小限に抑えますので、
そのまま病院に行き、適切な処置を施してもらいます。

リハビリも慎重に入念にストレッチ!

 軽いねん挫であれば一週間ほどで復帰できます。ねん挫になった直後の応急処置が大事に
なってきます。ねん挫になったら、即運動を中止して、応急処置をしてください。
応急処置、と病院の治療が終了したら、リハビリに入ります。

 

ねん挫の場合は、一度ねん挫した部分はしっかり回復させないと、同じ部位はねん挫
しやすくなりますので、ねん挫したところは、練習や試合に入る前に入念にストレッチ
しながら、痛みや曲がり方がケガの前に戻っているか確認しながら、把握しましょう。

 

回復状況に合わせた、リハビリや練習が非常に大事です。特にケガの場合は、本人しか
痛みや動きの状況は分かりません。試合や練習に早く参加したいため、無理をしてしまい
同じ部位を痛めてしまいます、周りが注意しながら見守ってあげましょう。

アイシングのメリットとデメリット!

 
今までは、ねん挫や肉離れになったら「とにかくアイシングで冷やし続ける!」と言うのが、
あたり前のようになっていましたが、今はケガをしても積極的にアイシングをしない
プロスポーツチームが増えているそうです。

何故か?肉離れやねん挫などになった場合、初期症状で内出血が起こっていて、
腫れが酷い時には、アイシングなどで冷やすことが必要ですが、必要以上に冷やすことは
運動機能の低下につながってしまうと言うことが分かってきたそうです。

▼アイシングのメリット

・血流を鈍くすることで内出血を抑えてくれる。

・感覚を鈍らせ、痛感神経を麻痺させ痛みを感じなくさせる。

・痛みを感じる物質を局所的にとどめ、全身に広がるのを防いでくれる。

 ▼アイシングのデメリット!

・血流の流れが悪くなり、キズの回復スピードを遅らせてしまう!
    アイシングは長くても30分位が良い。

・筋肉が固くなってしまう。

・筋力が低下してしまう。

・神経の伝達が低下してしまう。