カウントごとの配球の考え方!投手は常に平行カウントを意識する

野球のカウントは、いくつあるか知っていますか?0-0から始まって3-2までの
12通りです。この12通りが、その時の状況によって変わってきます。例えば、第一打席目の
0-0ト2打席目0-0と3打席目の0-0では状況が変わってきます。2打席目、3打席目に
なればピッチャーも3回り目になり、お互いに情報が入っていますので投げる方も打つ方も
微妙に変わってきます。これも野球の面白さの一つです。またゲームの状況も変わってきます。

カウントごとの配球の考え方!投手は常に平行カウントを意識する。
ランナー無しの0-0、ランナーが一塁の時の0-0、ランナーが三塁の時0-0、
また、ノーアウト、ワンアウト、ツーアウトの時の0-0・・・と、試合の状況は一球ごとに
代わってきます。当然ピッチャーの配球も一球ごとに代わってきます。ピッチャーにとっては、
常に平行カウント(1-1、2-2)を意識し、こころがけることが基本ですが。意識しても
できないのがピッチングの難しさですが!例えば、ツーボール・ワンストライク、
スリーボール・ノーストライク等々。

 

と、いったピッチャーが不利なカウントに追い込まれてしまうことがあります。そんな時
どうするか!そんな自分(投手)が不利な状況の時どんなボールを投げるか、日頃から、常に
考えておきましょう。例えば、スリーボール・ノーストライクになった場合、どうする?
ほとんどのバッターはストレートに的を絞って待っていると思いますので、自信のある
スライダーやシンカーを投げるなど、変化球でストライクをとりにいきます。

▲いつでも、ストライクをとれる変化球を持っておく!

いつでも、ストライクをとれる変化球を2種類ぐらい持っている方が有利になります。ストレ
ートは常に4隅(内・外角の高低)に投げられるコントロールを、変化球はコントロールは
もちろん、キレを良くすることを、徹底して練習しましょう。また、ツーボール・ノーストラ
イクの場合は、ランナーがいない場合は、最も自信のある得意なボールを投げましょう。ランナ
ーがいる場合はアウトローにストレートか外に逃げるスライダーで引っ掛けさせて
内野ゴロに打ち取るのが理想です。

▲ストライクゾーンを4分割、次に9分割する。

 ストライクゾーンの上部、及びストライクゾーンより上方を「高め」と呼びストライクゾーン
の下部、およびストライクゾーンより下方を「低め」と呼びます。また、ストライクゾーンの
バッターに近い部分(ピッチャーから見て右バッターの場合右側、左バッターの場合は左側)
及びストライクゾーンよりバッターに近い方を『インコース(内角)』と呼び、ストライク
ゾーンのバッターから遠い部分(ピッチャーから見て、右バッターに場合左側、左バッターの
場合右側)及びストライクゾーンよりバッターから遠い方をアウトコース(外角)と呼びます。

 

このように、ストライクゾーンを4分割してゾーンをしっかり覚えておきましょう。4分割の
中に投げ分けられるようになったら、次は9分割し。位置を把握します。4分割で高低と
インコースとアウトコースの投げ分けが出来るようになれば、9分割はさらに真ん中のイン
コース、ど真ん中と真ん中のアウトコースの3つ増えるだけですから。スムーズに4分割から
9分割に移行できます。この基本を覚えて、投げ切れるようにしないと、
ピッチャーにはなれません。                                                                  2022年11月12日