選球眼をよくするには、動体視力のビジョントレーニング!

 ▲動体視力はバッティングの命である!

打者の選球眼を鍛えるのは、打者には必須の訓練です。ヒットを打つためには、選球眼が
良くないといくらバッティングのフォームが良くてもヒットの確率は上がりません。フォーム
以前の問題です。つまり、打者にとってはフォアボールを選ぶのは選球眼野良さが必須です。

動体視力はバッティングの命イラスト

フォアボールは、ヒットを打ったことと同じ価値があります。バッターはストライクを
打ち、ボールは見送り、ボール球を4球選べばフォアボールになります。問題はストライクと
ボールの見極めが重要になってきます。この見極めるのは非常に高度な技術なのです。

 

特に難しいのは、ストレートと思っていたのに、振りに行く寸前にベースの手前でスーッと外に
逃げていくボールです。またフォークのように落ちる球の見極めも非常に難しいボールです。
つまり、この見極めは全て目でするのです。眼で見て能が瞬時に判断するのです。

▲選球眼を良くする目の鍛え方!

まずは、ストライクゾーンの把握をする。内角外角とその高低普段のバッティング練習や
練習試合などで、確認しながらストライクゾーンを把握することが大事です。ストライクゾーン
の高低は、自分の身長によって変わってきますのでしっかり覚えておきましょう。

 

簡単に言うと左右はホームベースの幅の中がストライクで、工程は自分の足のヒザしたから
バッターボックスで構えた時の脇の下、つまり、低は膝下から高さは自分の脇の下とおぼえて
ください。一番難しいのは、変化球のストライク、ボールの見極めです。

 

バッティング練習でキャッチャーと良く話し合って確認したほうが覚えやすいと思います。
際どいボールは1球1球確認しながら頭に記憶させてください。特に変化球は経験で覚えるしか
方法がありません。バッティング練習でしっかり把握してください。

イチロー選手が引退したのは動体視力が落ちたのが原因!?

 イチロー選手が引退を決意をしたのは、“動体視力の衰えが原因ではないか”とメディアで
元ソフトバンクの松中信彦氏が語っています。イチロー氏と言えば驚異的な「視力」で知られ
ています。19年の後楽園でのMLB最後の試合で5打数ノーヒットでした。

 

バッティングの衰えは、見たと通りの打撃で最後の打席はショートゴロでした。つまり、
『動体視力の衰えは、訓練しても多少遅らせることはできても,老化に抗うことはできない』
そうです。筋肉は何歳になっても鍛えられるそうですが、目だけは回復は無理のようです。

▲動体視力のトレーニング「ビジョントレーニング」について!

スポーツビジョントレーニングは近年、盛んにおこなわられるようになりました。
高校野球でも毎日の練習に積極的に取り入れて、結果も残しているそうです。そのためスポーツ
ビジョントレーニングに注目が集まっている。

1、電車からホームの駅名や看板を読む。通学の行き帰りに習慣にする。
電車に乗りながら目の前を通り過ぎる駅の看板の文字などを読んだり、電柱を目で
追ったりすることで横方向の動体視力を鍛えることができる。
※頭を動かさないようにして目だけで追うようにする。

2、パッと一瞬開いて閉じた本のページや文字を把握する。
瞬間視のトレーニングで、競技中はゆっくりフィールドを見る余裕はなく、一瞬でどれだけの
情報を把握し、正確に手に入れるかが大切。

3、伸ばした両手の指先を交互に見る
両手を肩幅より少し広めにして真っ直ぐ伸ばし、1本指を立てその指の先を素早く交互に見る。
※頭を動かさないようにして目だけで追うようにする。眼球運動のトレーニングで、指を見る
ときは早くしっかりと見る。慣れるまでは、初めゆっくりと行い、徐々に早くするとよい。

また、伸ばした両手の幅をさらに広げたり、横方向だけではなく上下や斜め方向に両手を
伸ばすと、より効果的なトレーニングとなる。

、ボールに文字や数字を書き、それを投げてボールに書いた文字を読む。
 縦方向の動体視力トレーニングで、しっかりとボールの回転を見て見極める事が必要です。


※自分たちで考えて、日常生活の中でも簡単に実行出ますので、みんなでアイディアを
    出して、いろいろやってみましょう。