大谷翔平、“引退覚悟の二刀流継続”来季結果でなければやめる!

 メジャーリーグ「エンゼルス」の大谷翔平選手メジャー3年目を終え、インタビューに応じ
来季以降の二刀流継続へ“引退覚悟”の強い決意を抱いていることを語った。右肘の故障から
投手復帰果たしたものの2試合で(合計1回2/3)しか投げることができず。

大谷翔平来季覚悟の二刀流継続、

打者としても打率・190と低迷し、本人としてもキャリア最低の記録に、悔しさだけが
残った。「打ったり投げたりもできなくなったら、やめるだけ。引退すればいい」語り引退の
語気を強く言い切った。相当の覚悟で来季に臨むとインタビューで語っていた。
(記事サンケイスポーツより)

Q、昨季は右肘の手術から復帰したが2試合の登板で終わった、現状はどうか?

A、練習時間は大体1日4~5時間くらいですね!投げて、打って、週1日曜日がオフですね!

Q.投手としてのリハビリの進み具合いは!

 A、「1月中にバッターになげると思います。2月のキャンプインまで、
それを継続していく感じです。

Q、100マイル(160キロ)以上の球を投げられる自分に戻るイメージは!?

A、「今年で97マイル(156キロ)は出ていた。僕の投げ心地的には、そこまで投げられる
感覚はなかったので、100マイルは普通に出るんじゃないかな。カラだの状態もそうですけど、
技術的にも、もっと効率的に動ければ、簡単に出せるようになると思います。」

Q、球速アップへの取り組みについて

 A, 「マックス値を伸ばしていくよりも、効率よく投げられれば、そこ(最速)も伸びるか
なっていう感じですね。楽に100マイル投げられるんだったら、力を入れたら102、
3マイル出るのは普通のこと。より簡単に、シンプルにピッチングをできるようにしたい」

Q.2021年のテーマに掲げていることは!

 A,「ベストな状態で1年間やりたい。ある程度、自分が納得した上で失敗できるかどうか。
それが、かなり大事。打たれるにしても自分が気持ちよく思い切り向かっていって、
打たれるのかどうか。そこが一番。自分がしっかりプレーできているかどうかによって、
反省するところが変わってくるので」

 Q、コロナ禍でレギュラーシーズンが162試合から60試合に短縮されるなど
制限が多いシーズンだったが、良かったことは!

 A「う~ん、どうでしょう・・・。登板できたことは、もちろん良かった。2試合で終わった
のは、もちろん良くないと思うんですけど、一応リハビリを経て投げられるところまで問題なく
きた。結果的にメジャーの試合に復帰登板するのは時期が早かったなと思う部分はありました」

Q、プレーすることの楽しさは!?

 A本的に自分が出し切れない状態では、うまくいかなかったときも、次につながる課題が
見つからないので、楽しみになることは少ないですね」

Q右肘の故障後は打者に専念したが、打率2割に届かなかった!

A「残った数字は、その通り。その数字になるべくしてなるバッティングだった。打席に
立ってピッチャーと向かい合ったときに打てる雰囲気があるのかないのか。シンプルに、
その一点だけ。今年は相手が5番手のピッチャーであろうが、エース級であろうが、
(打席でボールの)見え方がよくない。その一点でした」

Q、来季に向けて二刀流継続へのこだわりは

A「それしかやってきていないので、本当に例年通り、普通にやりたいなと思っています。
今まで通りキャンプに入って、試合をして公式戦には入りたい」

Q、二刀流を貫くことへの賛否など周囲の声に対しての向き合い方、思うところがあれば

 A、「特には、ないですかね。球団の人に言われたら考えることはあると思いますけど、
それは誰が決めるのか分からない話。自分と球団で納得して、何がベストなのか。もちろん

打ったり投げたりもできなくなったら、やめるだけなのでね。引退すればいい。打てなく
なったら引退だし投げられなくなったら引退するしかないので、シンプルにどちらも
できるならやればいい」

Q,2度の先発後、今後は二刀流を断念することは頭をよぎらなかった

A、うーん、どうでしょうね。僕もあまりガシっとしてる性格ではないので、最初に2つやる
ってなったときも、結果が出なかったらやめるしかないと思っていた。どっちもできるなら、
どっちもやればいい。どっちもできないならクビを切られる。もう、それだけ。
(投打の)どっちも結果が出ないのであれば、やめるしかないのがこの世界ですから」

Q、結婚は?

 A、大谷はプライベートも大いに語った。気になる(?)結婚については「それ、聞かない人、
いないですね。もう本当に、特にないです。タイミングとしか言えないのかな、ハイ」と笑みを
浮かべた。インスタグラム(@shoheiohtani)を始めたことについては「気分、

です(笑)。特に何も考えていないですね。自由気ままに」とし、ダルビッシュ(カブス)や
前田(ツインズ)に続くYouTubeチャンネルの開設を期待されると「僕が? 
しないと思います。運用できない」と笑った。

▲大谷の今季と近況  

一昨年の右肘手術から投手として復帰した7月26日のアスレチックス戦は1死も取れず
5失点KO。1週間後の登板でも二回途中2失点。降板後に右肘付近の故障が判明し2試合で
0勝1敗、防御率37.80に終わった。その後は打者に専念したが、自身ワーストの21打席
連続無安打を記録するなどメジャー3年目は投打で精彩を欠いた。シーズン終了後は本拠地エン
ゼルスタジアムでキャッチボールと打撃練習を継続し、現在は一時帰国中。今月6日には
契約するアシックス社のインスタライブに登場した。

2020年の苦い経験を大谷選手自身が一番悔しい思いをしていたのが、一つ一つの言葉から感じら
れます。特に打つのも、投げるのも結果が出なければ、やめるしかないと言う強い覚悟が感じら
れた。二刀流どうすると言う質問に対して、彼自身は二刀流が自分のアイデンティティーある
ことを強く認識しています。二刀流の継続が彼の当たり前の姿である。来季の二刀流復活を
大いに期待しましょう。