大谷選手のメジャー3試合連発で有名になったノーステップ打法!

 ▲大谷選手の衝撃的なデビュー戦3試合連発!

ノーステップ打法は、2018年エンゼルスの大谷選手が本拠地メジャーデビュー戦で、3試合連続
ホームランを放ち、二刀流でのデビューを果たし、ファンを虜にし、一気にメジャーのスターに
駆け上がりました。その時のバッティングフォームがノーステップ打法に変化していました。

大谷選手のバッティングフォームの変遷

ノーステップ打法は、プロ野球オリックスのT-岡田選手が有名ですが、2018年の大谷選手が
メジャー打者デビュー戦で、ノーステップ打法でホームランを打ち一躍有名になりました。
大谷選手は、デビュー前オープン戦最終日まで調子が上がらず、苦労していました。

 

日本ハム時代は、一本足打法で打っていましたので、メジャーのピッチングのモーションの
速さや、手元で揺れるボールに、足を上げるフォームではタイミング合わずオープン戦では
成績が残せませんでしたので、メジャーデビューが危ぶまれていました。

 

それが、本拠地デビュー戦から、ホームランの3連発ですから、ファンの熱狂は半端なく
日本でも毎日ニュースで報道されるほどのデビューとなりました。その時のノーステップ
打法が、話題になり、最近では、高校・大学野球・社会人野球などでも
少しみられるようになりました。

▲ノーステップ打法の特徴!

ノーステップ打法は前足の上げ下げの、つまり上下のカラだの動きがない分顔が動きません
そのため目線のブレが少なく一歩足打法より、足の上げ下げがなく、よりシンプルな動きで
ボールを待てます。そのため「差し込まれる」ことを防ぐことができます。

 

が、デメリットもあります。足を上げて勢いをつけて、体重移動させ強いパワーをつくれる
一本足打法と違い、飛距離が出ません。大谷選手はカラダも大きく、パワーがありますので
ノーステップでもホームランが打てますが、まだまだ今のフォームに満足していません。

▲ノーステップ打法で活躍している選手は!

 ノーステップ打法で活躍している選手は、ロッテの角中勝也選手です。週打者2回獲得している
安打製造機です。角中選手の場合は、通常時はスリ足打法で打つが、軽打が必要と
判断した場合に限り、それとツーストライクと追い込まれた時にノーステップっで打つ。

 

つまり、状況によって使い分けているのです。また、オリックスのT-岡田の場合は、
入団5年目の2010年にノーステップ打法で33本塁打を放ちパリーグの本塁打王に輝き、ブレイク
しましたが、翌シーズーンの序盤に不振なり、距離が伸びずノーステップをやめる。
元のステップ打法に戻し今も活躍しています。

▲ノーステップ打法で飛躍のきっかけになった選手たち!

 ノーステップ打法がなぜ長続きしないのか?構えた時からかなり両足や腰に負担がかかり
体力の消耗が激しく続けるのが難しいのです。例えば日本ハムの4番バッターで活躍している
中田翔も入団4年目の2011年ノーステップで打法で18本塁打を打ち、レギレギラーになるも、
下半身の負担に耐え切れず、翌年不振になりステップ打法に戻し活躍。

 

DeNAの主砲である筒香嘉智選手も2015年オフに武者修行のためドミニカ共和国のウインター
リーグに参加して、ピッチャーのフォームの速さと手元で動くボールに手を焼き、ノーステップ
打法で対応。帰国してからステップ打法に戻し、コンパクト強く振ることでバッティングが
進化し。44本塁打でタイトルを初めて獲得した。

 

今年はメジャーに移籍し再度ピッチャーの動くボールで悩まされたシーズンでしたが、
来シーズンはレギラ―捕りに成功するか!勝負の年になりそうですね!筒香は「メジャーリーグ
の層の厚さ、レベルの高さを痛感させられた」と語っています。来季に期待しましょう。

▲ノーステップ打法でキッカケを掴みステップ打法に戻る

 T-岡田選手、中田翔選手や筒香選手など、みんなノーステップ打法でバッテイングの何かの
きっかけをつかみステップ打法に戻し体力の消耗を軽減し、ホームランを打てるようになって
います。一流の選手はそれなりの経験と努力をしているのですね!

 

これからプロの選手になる、高校生や大学生、社会人野球の選手も、ノーステップ打法を練習に
取り入れ、何が違うのか見つけること、経験することが、自分のバッティングの成長につながる
と思います、ぜひ練習に取り入れてみてください。