大谷翔平選手
『天風道』の『気』をトレーニングに取り入る!

 メジャーリーグの21年シーズンを投打の二刀流で初めて、完走しアメリカをはじめ世界を
驚愕させ、リーグの『MVP』獲得するなど、数々の賞を独占した大谷翔平選手。メジャーリ
ーグ4年目にして一気に覚醒した感がありますが、二刀流で投手とバッターを休ま155試合
出場した体力と精神力は並みの人間では、到底できるもではありません。昨年までは
ヒジのトミー・ジョン手術の完治、足のヒザの手術などに悩まされ続けました。

毎日のトレーニングに「気」を取り入れる!

そんな状況の中今季はスプリングキャンプの時からメジャーに移籍してから初めて五体満足の
カラダで迎え、今季は『投打のどちらかがだめなら、野球をやめる』と覚悟の発言をして
いました。その公言どうり、2月のキャンプに現れた大谷選手は、人回りも以上大きくなった
であろう、カラダで現れ、みんなを驚愕させました。さらに驚いたのは、オープン戦から
特大ホームランの連発です。そのままの調子でシーズンに入りました。が、

▲アメリカをはじめ世界を驚愕させた二刀流

投打のリアル二刀流で出場後も翌日休まず『DH指名打者』で出場し続けたことです。
チームメイトも、相手チームの選手も、もちろんファンも驚き、大谷選手はいつ体を休める
のですか?と誰もが驚き、心配しました。メジャーの場合ピッチャーは登板した翌日から
4日~5日休むのが当たり前です。その位ピッチャーは全身を使って投げるので疲れるのです。
日本のプロ野球の場合は登板した後は6日間の休みがあります。

・中村天風財団ホームページ

そのローテーションを守りながらシーズンを155試合出場し続けたのです。最初の
4月~5月頃は2~3試合6日間とか7日間とかありましたが打者として出場し続けていました。
大谷選手は『フィジカル』の問題が大きいことと『メンタル』の成長が大きいと語っています。
その『メンタル』の成長には大谷選手が愛読している昭和の思想家・中村天風の著書
『運命を開く』が話題になっています。

▲今年のオフも練習漬けの大谷選手!

大谷翔平選手は二刀流の成功は中村天風の流れをくむ合気道『気』の実践にあると言う。
大谷選手はオフには、2018年春に購入した都内にあるタワーマンションの最上階の自宅で
過ごし、オフの間はマンションと練習場の往復する毎日だそうです。大谷選手はオフの間は、
崇敬する中村天風(1876~1968年)の教えを受け継ぐ「天風道」を実践し、メンタル、フィジ
カル両面を磨くのが目的。今季の二刀流成功は、その賜物だそうです。記者会見でも
今年よりさらにメンタル、フィジカル両面を鍛え、上を目指すと話していました。

 

大谷翔平選手の健康面や生活面の管理は、岩手に住む母親の加代子さんが上京して面倒を
見ているそうです。大谷選手はTVのバラエティー番組などには興味はなく、練習漬けの
毎日だそうです。TV局は大谷選手を引っ張りだしたいがために、交渉人を探しているよう
ですが、今は芸能プロダクションもやめて、お父さんが窓口になっているとのことです。
お父さんは今は練習中なので、すべて断っているようです。

 

お笑い芸人や年末年始のバカげた見世物ゲームなどに出たくないのでしょう。オフの
過ごし方で来シーズンの成績が決まりますので、しかも二刀流ですから練習も他の選手の
2倍ですから大変ですよね!日本はハムの清宮選手なども大谷選手の良いところを真似たら
良いと思いますが!またオフの間、女性誌やワイドショーのスタッフは、恋人とされる女性
はいないのか!デートや女子アナなど新たな恋人探しに躍起になっているそうですが、
浮いた話はとんと伝わってこないそうです。

▲欧米人に勝つには心身を統一する『氣』が大切!天風の教え!

「独自の哲学を持つ天風は、生きるのにどうすれば良いのか迷っている人に人生の指針と
なるような言葉や勇気を与えた。欧米人に比べて体力面で劣る日本人が彼らに勝つには、
心身を統一する『氣』が大切と説き、独自の呼吸法を確立。その1つが臍下(せいか)の
一点に、つまりへその下に心をしずめて精神を統一する手法。まず、自らの心を制御して
他者の心を導けば宇宙エネルギーとの融合が起こる、と。時代を問わず崇敬者があり、
今なお信奉者は多い」(スポーツ紙デスク)

 

海軍の大将の東郷平八郎やパナソニックの創業者である松下幸之助氏、京セラの創業者の
稲盛和夫氏など、歴史に名を遺す立志伝中の人物ばかりですが、天風の人生哲学を実践し
成功しているのです。また、その教えを野球界に取り入れた王貞治氏の一本足打法にも
多大な影響を与えたことは有名である。天風の愛弟子にあたる藤平光一氏が氣の原理に
基づいた合気道「心身統一合氣道」を創る。プロ野球界の重鎮である広岡達郎氏は、晩年の
天風から直接指導を受け、西武の監督時代にその「合気道」を取り入れ黄金期を築いた。

 

その気の大切さに気の価値に着目したのが大谷翔平選手である。野球の世界で一番の
メジャーリーグに飛び込みケガなどで、思い道理にいかない中で天風が説く『気』の大切さ
にきずき、天風の関連本を読んでいく中で広岡イズムに共感する。今では恩師の佐々木監督、
前日本ハム監督の栗山英樹氏とともに、師匠的な存在の広岡氏であり、天風道の『気』
学ぶために必要な師匠とのことです。今回のオフも毎日トレーニングと『気』学んでいる。