中継ぎ、抑えの投手のマネジメントは登板数や登板間隔で!

 中継ぎ、抑えの投手は先発投手と違って、登板数や登板間隔でのマネジメントが必要です。
当然、ブルペンでの投球数も関係してきます。プロ野球のシーズン中の中継ぎ、抑えの投手を
起用する場合は勝ちパターン、火消し、ロングリリーフ、大差の負け試合の敗戦処理投手など
試合展開によって大きく変わってきます。また指揮を取る監督やピッチングコーチの人間性が
出ることもありま、また、首脳陣の長期的な戦略によっても、変わってきます。

中継ぎ、抑えの投手のマネジメントは登板数や登板間隔で!

ソフトバンクの継投で見てみると、2016年11ゲーム差を逆転され優勝を許したことをきっかけ
に大きく変わった。2015年と2016年の中継ぎと抑えの投手の連投数に関しては、最小の数値を
記録した15年が57と16年が59であり、60台の球団がなかったためトップの成績だった。が、
2016年に逆転優勝を許してからは無理のある投手運用をしてしまい、15年、16年の2年間の
約2倍の連投数をさせてしまう。17年が116、18年が117、19年が106を記録。

▲無理な連投が投手の寿命を短くする

ピッチングコーチの性格や資質にもよりますが。このようにマイナスの意味合いでの、
ひどいシーズンであったことが分かります。中継ぎと抑えを固定すると、どうしても無理な
連投になり選手を4~5年でつぶしてしまいます。2020年の巨人のシーズンに限って、見て
見ると、宮本和知元投手コーチは、点差や展開をあまり考慮せずに、勝ちパターンの投手を
つぎ込む傾向が強かった。これは、巨人の勝利至上主義のプレッシャーに負けてしまい、
冷静なコーチの判断ができなかったのではないでしょうか!この年の終盤に投手陣が
調子を崩す、要因になりました。

 

目の前の試合に追われ、長期的なシーズンの投手起用ができなかった。この年の巨人は、
リーグ優勝はしましたが日本シリーズは2年連続でソフトバンクに負けて日本一を逃がして
います。中継ぎや抑えの投手の過度の登板過多による疲労は、翌シーズンに大きな影響を
与えることガ分かります。確かにどこの球団でも、毎年何人かの、中継ぎ投手が出て
きますが、なかなか育ってきません。そんな中でロッテが、2021年から3連投以上はさせ
ないと、徹底的に管理を始めたそうです。その結果3連投した投手は,益田尚也投手・
国吉祐樹投手の2選手のみだった。

▲ロッテの実験的な徹底したな管理!

さらに、1週間に、4登板以上した投手は益田尚也投手・田中靖洋投手・東妻勇輔投手の
3投手のみでした。この管理体制のおかげで21年の終盤まで優勝争いガできた要因と
これからの中継ぎ・抑え投手の管理の仕方だと、井口監督を絶賛しています。まだまだ、
中継ぎと抑えの投手陣の管理は、答えが出ていません、ひと昔前の中日・岩瀬仁紀投手や
阪神の藤川球児投手・巨人の山口鉄也投手・オリックスの平野佳寿投手なとの投手は
天性の丈夫なカラダの持ち主なのかもしれません。

▲選手の寿命を第一に考えた起用方法が重要!

みんな数年で壊れてしまいます。新しい起用方法を確立しないと中継ぎや抑えを目指す
選手がいなくなってしまいます。これだけ医学やカラダのデータ管理ができる時代です、
ロッテの実験的なことをプロ野球全体で考えないと野球人気の減少に歯止めがかからな
くなってしまいます。中継ぎや抑えのマネジメントを球団単位ではなく野球界で考え
ないとメジャーにどんどんおいて行かれますよ!選手寿命を考えた起用法を
コミッショナーも選手会もじっくり話し合うことが必要な時期ではないでしょうか!                         
  2,022年9月23日