高校野球の球数一週間で500球「お試しスタート21年から!

 高校野球も2021年の高校野球春の選抜大会から「球数制限」が導入されました。
今回の球数制限によって、トーナメント勝ち進むにつれて「投手の枚数」(投手の数)が
非常に重要になってきます。当然「球数制限」によって戦略や闘い方が必然的に変わって
きます。高校野球は私立高校が圧倒的に強い、当然と言えば、当然ですが!この球数制限に
よってさらに私立高校に有利なっていきます。今年の夏も「仙台育英高校が下関国際高校に
8対1で勝って初優勝しました。優勝した仙台育英高校の野球部は
東北の名門高校として知られています。

高校野球の球数一週間で500球「お試しスタート21年から!

▲公立高校は球数制限で甲子園出場が遠くなる?

準優勝の山口の下関国際高校も私立で創部65年の男女共学の野球部員75名の名門高校である。
今夏も左右の投手の古賀投手と仲井投手の2枚看板を推して初の準優勝を勝ち取りました。この
ように、勝ち上がってくるのは私立の名門高校の方が部員も多く集まり、優秀な選手を集め
やすいのです。そんな中でも吉田恒星投手(日本ハム)推して2018年決勝に進み、公立高校
旋風を巻き起こした金足農業高校や中森俊助投手(ロッテ)を推して、昨年春夏の甲子園で、
ベスト4まで勝ち進んだ、明石商業高校も、また公立高校でした。

▲子供の頃からの仲間と甲子園を目指す!

全国の公立高校もこのように私立高校に後れを取っていましたが、公立高校でもできると言う
ことを証明して。何とか私立に追いついて着ましたが、この球数制限でまた差をつけられかね
ません。なぜかと言うとピッチャーの2番手、3番手を育てる環境や選手が少ないため簡単に
2番手、3番手が見つからないのです。私立高校は部員が多いため、2番手、3案版手の投手の
競争が激しくなりますので部員に活気が出て、競争も激しくなり強くなるでしょう。部員が
多い私立高校には有利に働くのです。公立高校も地元の優秀な選手をスカウトされないように
先手を打つことを考えましょう。

 

高校野球といえども、2番手3番手の投手の力がなくては、勝負になりません。2018年の大阪
桐蔭の春夏連覇の時、エース柏木蓮投手(日本ハム)を中心に、遊撃手と投手の二刀流で
活躍した、根尾昂投手(中日)や左腕の横河投手(巨人)の3人の投手で春夏連覇を飾った。
名門と言われる高校の野球部はすでに、球数制限を見越して、準備をしていました。3人とも
プロ入りするほどの選手です。部員も経済的にも豊富なため、練習試合も継投のテストも
大会前に十分にできるのです。公立の場合は、そこまで自由にできません。

 

ただ上記の2人のように公立で、中学生の仲間とやりたいと言う優秀な選手が多くなって
きたのも事実です。完全試合のピッチャー、ロッテの佐々木朗希投手も中学生の頃から県内で
は有名なピッチャーで、高校には全国からスカウトが殺到していたそうですが、中学の
野球部の仲間と甲子園を目指したいと、すべての誘いを断り、大船渡高校に仲間と一緒に入学
したそうです。2年生の時に157キロを計測し、3年生の時には大谷翔平投手の高校生の記録、
160キロを計測して、一気に、この世代の注目選手になる。そして岩手大会の決勝進出が
決まった。が。

▲準決勝で完封勝ち、決勝戦は出場回避させる!

その後は、決勝戦に投手としても打者としても出場させず敗退。甲子園まで後1勝と言うとこ
ろまで勝ち上がったのに、監督は佐々木朗希投手のゲガを防ぐためと言う理由で。この出場を
回避させた。高校野球の投手の酷使という問題が、野球界に突き付けられて、賛否両論、
プロアマ問わず話題になり、高校野球に球数制限の話が、現実的なった。そして2021年、
春のセンバツの甲子園大会から球数制限を導入が決定。初の試みのため、500球までと言う
球数制限ですが、これからは選手の健康面を考慮したうえで、
テスト的に運用していくと思います。

▲一週間で試合に投げられる投手の球数は500球!

そうゆう意味でも、経験を積むことで球数制限は年数重ねるごとに変化進歩していくと
思います。選手も試合でいかに球数を少なく、制御しながら抑えられる投手になれるか、練習
の時から意識して取り組み、一試合100球以内抑えられる投手が多く出てくるでしょう。
高校野球の投手の500球制限とは、春の大会予選も練習試合も含めて1週間に一人のピッチャ
ーが投げられるられる球数が「500球」と言うことらしいです。1921年から3年間お試し
テスト期間として行うと言うことです。まだまだ、これから球数制限は厳しくなるでしょう。

 

つまり、公式大会の予選、甲子園の決勝戦まで一人のピッチャーが投げられる球数は一週間で
500球以内と言うことです。これによってチームを指導する監督やコーチも作戦など継投のタイ
ミングなど。また大事な試合になっても、エースを温存しなければならなくなったり、
するケースが多くなってくると予想されます。今後の高校野球で勝ち上がっていくには、
エースはもちろん、2番手、3番手の投手力を育てることが急務です。が、球数を少なく
一試合100球以内で投げ切れるエースもつくらなければなりません。

▲監督やコーチも根底から考え方を変えることが重要!

 監督や指導者も高校生の選手寿命まで考慮しながら育てなければなりません、またプロ野球も
キャンプなどのブルペンの投球数など、の投球練習も考えなおさなければならないと思います。
また、データを使った投手の練習方法などカラダを守りながら、練習をさせなければなり
ません。従来の連投・連投の再試合など、1998年の松阪大輔投手や2006年の田中将大投手、
斎藤祐樹投手などのエースが延長戦まで投げぬき、翌日また完投するなど、カラダを
酷使しながら投げ切ることがメディアや大衆に「美徳」とされた時代がありました。

球児の選手寿命を短縮しかねな暴挙である。やっと日本も青少年の健全なスポーツのあり方が
考えられるようになったのだと思います。この球数制限によって、選手の健康面を配慮し
ていくことからベンチ入りの人数も増やす方向に行くと思います。