変化球を使った配球。変化球をどう使う!

変化球は、バッターのタイミングを崩すのが大きな目的なのですが、変化球にはタテの変化と
横の変化?に分けられますが!または、ストレート系の速い変化球とチェンジアップ系の遅い
変化球に分けられます。ストレート系の変化球と言えば、スライダーカットボール、シュート、
ツーシーム。フォークボールもストレートと同じ軌道から落ちますので、ストレート系に入れて
おきます。チェンジアップ系の遅い変化球とは、チェンジアップ、カーブ、スローカーブ、
シンカー、ナックルボール、パームボール、などかな!

変化球を使った配球。変化球をどう使う!

ピッチングになぜ変化球が必要になるのかというとスピードの変化、つまり「緩急」をつける
ピッチングをすることが重要なのです。速いストレートを投げた後、緩いカーブや比較的に速い
スライダーなど、またはカットボールやシュートなどを織り交ぜて、バッターのタイミングを
外して、打ちとる配球です。変化球には単純に「縦」の変化と「横」の変化があります。「縦」
の変化は「空振り」をとるときに使用します。「横」の変化はバットの芯を外して、ボールを
ひっかけさせたり泳がしたり、詰まらせたりして打ちとる場合が多いですね!

▲変化球は緩急をつけるために必要な球種!

配球を読まれたり、さらに、コースまで読まれたりしたら、変化球は打たれるケースが多い
ですね!ストレートだけなら、タインミングさえつかめれば打てますが、そうは言っても、
剛速球は打てません。とてつもない速い球よりは遅い変化球の方が打ちやすいです。変化球の
場合はコーナーを狙ったり、低目にきっちり投げ分けたり、しなくても大丈夫です。目的はあく
までもバッターのタイミングを外すのが目的ですから、微妙なコントロールにこだわることに
よって、変化球の長所を失っては、意味がないので、その辺は割り切って投げてください。

 

良く言われることは「いつでもストライクが取れる変化球を一つでも持っていれば安心」という
ことを言いますが、確かに一つか二つ持っている方が、配球が全然かわってきます。変化球の
細かい制球力は必要ありませんが。ストライクは、いつでも取れるようにしておきましょう。
ストライクゾーンからボールゾーンへ、ボールゾーンから、ストライクゾーンへ自由に出し入れ
出来る変化球を一つでも多く持っていれば、それだけで武器になります。MLBのダルビッシュの
ようにネ!それと、変化球の特徴をよく理解しておかないと、覚えても使い方を知らない用では
武器になりません。目的を明確にして、どんな変化をするのか、三振を取る変化球は等々、
頭に入れておきましょう。

▲少年野球のピッチャーの変化球は投球禁止!?

 小学生の軟式野球リーグは「変化球禁止」。硬式野球ではボーイズリーグでは「変化球禁止」
で、リトルリーグ「変化球可」となっています。国際大会になると、また扱いガ変わって
きます。軟式のアジア大会と硬式のW杯が1年おきに行われますが、どちらも「カーブ」のみ
可になっています。現在サムライジャパンのU―12代表監督の仁志敏久氏が語っています。
※私は両大会で監督をしていますが、国際大会の審判は、カーブなのかスライダーなのか、
ストレートなのかツーシームなのか、見分けがついていない。フォークを投げてもわからない
と思います。変化球は何でありが実情です。個人的には、小学生は怪我のリスクがあるので、
変化球は投げない方がいいと思っていて、禁止にしてもいいと考えています。
※週刊ポスト2020年3月20日号。

2022年12月3日