変化球の配球を考えるNO2 
スライダーの配球 <右ピッチャーの場合>

▲スライダーはスピードがあり
    内角から外角に鋭く曲がる変化球

スライダーはストレートと同じようなスピードで、バッターの近くから外角に鋭く曲がるの
でバットの芯でとらえるのが難しい変化球です。

変化球の配球を考えるNO2 
スライダーの配球 <右ピッチャーの場合> 

▲右バッターへスライダーの配球

スライダーは右バッターの場合は内角から外角に逃げていくようーなスライダーになり芯に
当てるのが難しい球種です。またピッチャーによっては内側から外側に曲がりながら落ちる
スライダーもあり、大谷投手も2~3種類投げるようですね!スライダーはピッチャーによって
いろんな曲がり方をしますから、自分が投げやすい形を見つけることが大事になってきます。

▲左バッターへ スライダーの配球

ランナーがいる場合にはインコースに投げれば、打球を引返させて内野ゴロで、ダブルプレーを
とることができる変化球です。また曲がり落ちるスライダーを持っているピッチャーであれば、
横に曲がるスライダーと組み合わせて、空振りの三振を取ることもできます。

変化球の配球を考える スライダー<左ピッチャーの場合>

▲左ピッチャーのスライダーの特徴!

左ピッチャーのスライダーは、右バッターに対しては、インコースにくい込み、
打球をつまらせる球種です。左バッターにはアウトコースに逃げるボールになり、
空振りを取れる変化球です。

▲右バッターへスライダーの配球

ランナーが1塁に入る場合には、ダブルプレーを狙って右バッターのインコースに投げてつまら
せ内野ゴロに打ち取る。真ん中からインコースよりは見やすく打ちやすいので注意が必要です。

▲左バッターへスライダーの配球

左バッターのアウトコースへのスライダーは遠くに見えるので真ん中からアウトコース低目に逃げるようなコースに、ストライクゾーンからボールゾーンへ曲がり落ちるように投げる。ストライクゾーン内、特に真ん中から外角のストライクゾーンは危険です。

22年シーズン 大谷選手のスライダーへのこだわり

22年のエンゼルスの大谷翔平選手がシーズンでストレートより多い。22年ストレート
(フォーシーム)725球(27.6%)・スライダー1027球(39.1%)総投球数は2629球です。
スライダーが圧倒的に多いのです。

21年は総投球数2027球で、フォーシーム8894球(44.1%)スライダーが445球(22%)です。
メジャーでもプロ野球でもスライダーを投げる投手は多いです。つまりピッチャーにとって
スライダーは好まれやすい球種といえます。大谷投手の昨年はスライダーを中心に配球を組み
立てたと言えます。今季どのように配球を変えてくるのか楽しみですね!