データでは判断できない、二遊間の選手のバランスのとり方!
野球を初めてやる、相手チームの実力を測る時にセンターラインの選手を見ろと言われます。
遊撃手を見れば、そのチームの力が分かるとも、言われています。遊撃手で分からなければ
二塁手とセンターを見ろとも言います。つまり、野球はセンターラインが捕手、遊撃手と
二塁手、とセンターラインを中心にチーム構成をします。どのチームもショート(遊撃手)には
チームで一番野球がうまい選手がやることになっているのです。ショートは花形選手なのです。
次ぎにうまい選手が、二塁手なのです。もちろん野球の知識も豊富なショートとセカンドです。
外野はセンターが中心です。投手と捕手は誰でもよいと言うわけにはいきません。センター
ラインは守備の負担がかかります。捕手、二塁手と遊撃手、中堅手(センター)このセンター
ラインが守りの中心なのです。ひと昔前までは、遊撃手も二塁手も打撃面では、打率を250、
OPS700以上を記録していればOKでしたが、最近では、レベルが上がっています。
▲今のショート・セカンドは打てる選手が多い!
巨人の坂本勇人選手やヤクルトの山田哲人選手、菊池涼介選手、楽天の浅村栄斗選手たちは
3割・OPSは、800以上を記録しています。さらに、バンクの今宮健太選手も二桁本塁打と
OPS・700以上を複数年記録しています。守備の人のイメージが強い、西武の源田荘享選手も
OPS700以上を一度達成しています。今、遊撃手も二塁手も捕手と同じように、負担が大きく
なっています。この、二遊間に関しては、どちらかに守備力の高い選手を置き、片方には
打撃力のある選手を起用するのが多くなっています。もちろん両選手とも打てて
守れる選手に越したことはありません。
今、プロ野球の遊撃手の代表格である巨人の坂本勇人選手は、入団2年目の開幕戦に二塁手で
出場。その時の遊撃手は二岡智宏選手である。この時、坂本選手を若手の有望株として、育てて
いくプランであった。しかし、この試合で二岡選手が故障してしまい、坂本選手がそのまま
遊撃のポジションを任されることになったのである。しかし経験の浅い坂本選手をカバーして
育ててくれたのが広島から、入団した木村拓也二塁手である。
▲坂本選手も二塁手の木村選手にカバーしてもらい育つ!
木村選手は二塁手として坂本選手を遊撃手としてカバーしながらこのシーズン124試合に出場。
打率293、7本塁打、31打点OPS 735と巨人在籍時のキャリアハイの記録を残しました。
結果的に坂本は、木村選手にカバーしてもらいながら育ったのである。やがて坂本選手が
攻守の柱に成長すると、二塁手が多少打撃力が劣っていても、坂本がカバー出来るように
なったのである。今年34歳になった坂本選手、少し衰えが目立ってきましたが、
コンバートするとの話しが、本格的なってくるのか、来季の動向が気になりますね!
今度は坂本選手が誰を育てるのか、どこにコンバートするのか、2塁手になり木村選手の
ように若手をカバーして欲しいですね!遊撃手が守備型の場合、二塁手に強打者である
外国人選手を起用することも一つのオプションとして有効である。DeNAの強打の
二塁手手である、ネフタリ・ソト選手がそうである。このように遊撃手と二塁手は
センターラインの重要なポジションである。
2022年10月12日