データでは測れない山田哲人選手の悩み!
シフトを超えた柳田悠岐選手!コンバートか坂本勇人選手!

 2連覇したヤクルトの主砲山田哲人二塁手は2015年の日本シリーズでソフトバンクのエース
である千賀滉大投手からインハイの難しいボールをホームランしたことで、打撃が狂って
しまったと。インタビューで語っていました。調子が良すぎて難しいボールを打って
しまったことで、調子がくるってしまう~。一流選手であるがゆえに簡単に相談できない
選手の苦悩である。高いパフォマンスを維持するには心技体のバランスがいかに大事か
伝わってくるコメントです。

データでは測れない山田哲人選手の悩み! シフトを超えた柳田悠岐選手!

また、翌年の2016年はバッティングが好調のスタートを切り、夏場に死球を受け一気に
バッティングの調子が狂い、翌年の2017年まで引きずり、17年は丸一年調子が上がらず、
2018年の復活まで、入団以来、初めての長期スランプを経験する。少しでもカラダのヒネリや
開きなどのバランス、タイミングが崩れれば超一流クラスの選手でさえも、復活するのに
大変な時間がかかるのです。この、山田哲人選手の苦悩を考えると
一流でいられることの難しさを感じますね!

▲柳田悠岐選手『フライボール革命』への挑戦!

 柳田選手(ソフトバンク)は2015年にトリプルスリーを達成し、2016年もOPS一位を獲得
あまりの活躍にロッテがデータに基づく、一定のゾーンへのゴロでの長打が多い柳田に対して
「柳田シフト」を講じてきました。これに対して柳田は『フライボール革命』を実行。フライの
確率を上げて対抗する。2017年には3割30本を記録、2018年もフライボール革命の肝である
『バレルゾーン』を確実に実行する。フライ&ライナーが増加。まさに、心技体と高度な技術
と感性で、一気に柳田シフトを克服してみせた。

 

山田選手も柳田選手もバッティング3部門の成績は当然ですが、実力以上に、風格、威厳を
持った『雰囲気』を兼ね備えて、もはやデータで攻略するといった次元を超越した存在の
選手である。特に2015年から2016年の前半戦までの山田選手と2018年の柳田選手は別格の
選手でした。今や山田哲人選手は日本一の二塁手になりつつあると思います。柳田選手の
キャリアハイは2015年であり2017年までは、身体能力頼りでありポテンシャルだけでやって
いる部分があったので粗さも目立ちました。

▲フライボール革命の技術を克復!

 2018年ころから「フライボール革命」の打撃フォームも身に付き、フォームも洗練されました
そのため18年は、本塁打36本、打点102、打率352と高成績です。柳田悠岐選手は2014年から
2020年までの7年間、出塁率が4割以上を記録しています。2013年3割7分7厘です。
2021年3割8分8厘です。また四死球は2011年から2022年まで四球677個です。・
死球が79個です。2016年は四球が100個と多いですね!死球8個です。

▲巨人の坂本勇人選手の3000安打に挑戦!できるか?

2019年に突然40本塁打を初め、打点長打率もキャリアハイを更新。2番打者ながら、
パワー型の打撃に挑戦しました。相手のピッチャーによって左足を上げたり、スリ足にしたり
と、タイミングによって変えるようになりました。このタイミングの取り方を工夫するのは、
柳田選手や19年にパリーグの首位打者になった西武の森友哉捕手などがやっている、高度な
打撃技術です。さらに坂本選手はバットのグリップの握り方を打席によって
指1本空けることなどもやっていました。

 

このテクニックはソフトバンクの松田宣浩選手が実践していました。坂本選手にアドバイスし
教えたのは、巨人の村田修一コーチだそうです。坂本選手はパワーフォルム型はもちろん、
自分の役割を理解したうえで、WBCなどの国際大会で、見せたランナーがいる場面や試合
展開によっては意図的に右打ちをするなど、臨機応変に対応できる。坂本選手はデータ的に
穴を見つけるのが難しいバッターである。2020年に通過点となる
2000安打を達成、記録しました。

 

今年の巨人を見ていると、坂本勇人選手もセンターラインを守るのはさすがにきつくなった
様に感じますね!監督の起用を見ると坂本選手のコンバートが近い感じがします、つまらない
エラーが多くなった様に感じ、遊撃手は年齢的にも難しいようですね!来年は三塁手、一塁手
や外野手などにコンバートされそうですね!ただ巨人全体が、低迷した今年はチームの顔ぶれ
が大きく変わりそうな雰囲気を感じます。早々に原監督の続投を発表しましたが、ファンは
ちょっと違和感があったように感じました。来季はお得意のFAで大きく変わりそうですね!

2022年10月8日