ボールカウントは12種類ある。
3割バッターも2ストライク後では1割台・・・!

カウントは0-0からフルカウントまで12種類のカウントがあります。それぞれのカウントに、
投手心理、打者心理が働き、たった1球が勝敗を分ける。例えば、初球がボールになれば投手は
2ボールにしたくないから、2球目はストライクをとりに来る確率が高くなります。打者は追い
込まれたくないから2球目に手を出す確率が上がります。つまりカウントごとに、投手心理、
打者心理が変わります。このように、カウントごとの対応にはエビデンス(根拠)があります。

ボールカウントは12種類ある。
3割バッターも2ストライク後では1割台・・・!

バッターはノーストライク、ワンストライク、ツーストライクの順番で打率が低下していく。
と言うデータがあります。つまり、ノーストライクの時には3割台のバッターもツーストライク
の後は1割台に低下します。つまりバッターもノーストライクの時は余裕を持ってスイングが
できている証拠です。ツーストライクと追い込まれると、思い切ったスイングができず、
バットに当てにいったり、と、三振をしたくないため消極的なバッティングになって
しまいます。ボールカウントを熟慮しておくことは、打者心理を考えて、
配球するうえで重要なことです。

▲投手は、いかに早くツーストライクをとるか!

ツーストライクをとれば、3割バッターでも、1割台しか打てないと言うことを考えると、
バッテリーは、いかに早くツーストライクの状況を作れるかが大事になってきます。
ツーストライクをとればピッチャーが圧倒的に有利になります。ピッチャーは、初球から
ストライクをとりに行くことは間違いではありませんが,甘いボールは禁物です。バッターも
初球は、自分の好きなボール、コース待っています。バッター側からすれば「追い込まれる
までは、自分の好きなボールを打つ」「難しいボールはストライクでも見送る」と思って
いる。ピッチャーとしては初球でストライクをとれる確率は高いと思います。

▲ワンボール覚悟で初球からボールで入る!

ホームランバッターや選球眼の優れたアベレージバッターなどは、バッターボックスでの
構えや雰囲気で、打てそうな優秀なバッターには簡単に初球からストライクゾーンに投げられ
ません。際どいコースに投げてもストライクになるとは限りません。一球目、アウトローに
投げて、ピクリとも反応しない場合は2球目をインコース高めにストレートの速いボールを
投げてみます、ホームランバッターであれば手を出したくなるコースです。少しでも
反応したら3球目4球目は外側に投げる。最後はアウトローで空振りをとれるか?

 

3-0(スリーボール・ノーストライク)になった場合。バッターは、次のボールをほとん
どがストレートに的を絞っています。そこで、いつでもストライクをとれる変化球でストラ
イクをとることがベストです。問題はいつでもストライクが取れる変化球を自分の持ち球に
しているかどうかです。ほとんどの投手が変化球の種類は3~4種類ぐらいは持っていると
思いますが。いつでもストライクを取れる持ち球となると、難しいと思いますが、
必要な場面が必ず来ますので、必ず創っておきましょう。

 

2-0(ツ―ボール・ノーストライク)場になった場合バッターは3-0にしたくないだろう
からピッチャーはストライクを投げてくる、狙い球を絞って思いっ切り打ってやる。と思い
ますが!かrぶりになっても「2-1」で、まだ有利なカウントでありバッターはフルスイング
してきます。そのため、長打が出やすいカウントでもあります。ピッチャーはあまいコース、
ボールは禁物です。ストレートに自身がある場合はインコース高めに投げて詰まらせる。か、
インコース意識させた後アウトローに逃げていくスライダーで空振りか、およがせて
引っ掛けさせて、1,2塁間のゴロに打ち取る。                                   2022年11月16日