守備位置はグラウンドや気象条件によって変化する!

 

野球の守備位置は、一応の目安はあるものの守る人の身体能力によっても、
変ってきます、また肩の強弱によっても当然変わってきます。つまり『ここで守りなさい』と
誰にでも当てはまる決まった位置がありません!

あと一歩前で守っていたら、アウトになっていたかもしれません!あと一歩が
セーフになってしまう、守備位置の大切さが分かります。が、打者のクセや習性が分かって
いれば、守備位置が決められますが、初めて対戦するチームの場合は、情報がありません。


打者が足が速ければ、定位置より少し前に守り、ゴロが来た場合は、素早くダッシュ

する。内野手の場合、打者が左打者の場合は、打ってから一塁まで、4秒~4.5秒である。
つまり内野手はこの4秒~4.5秒の時間内にゴロを捕り、投げてアウトを奪います。


守る位置は自分で決めなくてはなりません、一球ごとに打者の振りを見て後ろに下がったり、

横に少しずれたりと、一球ごとに守備位置を少しづつ変えます。内野手はピッチャー
投げたボールはサード、セカンド、ショート、ファーストからほとんどわかります。
ですから、球種に合わせて左右前後に動くのです。

天候と球場のコンディションを確認する。

天気が快晴か、雨が降っているかは、グラウンドのコンディションに大きく影響します。
土が乾いて硬ければ、打球のバウンドが弾みやすくなり、雨でグラウンドが湿っていれば
ボールは弾みにくくなります。太陽の向きや角度も確認しておきましょう。

 

また風がどの方向から吹いているのか!どの位の強さで吹いているのかなど、特に風の場合は
外野手は必須です。フライが風にどの位、流されてしまうのか試合前にチエックしておく必要が
あります。また顔を上げた時に太陽や照明などが視界に入ってこないか確認する。

 

野球場の環境も知っておく必要があります。前日にあめが降った場合は土が湿っていて
ゴロは止まったり、ボールに土がつきやすく、変則的にボールが曲がったりしますので湿り
グわいも良く見ておきましょう。晴が続いている場合は、打球は速くなります。

 

フェンスまでの距離もつかんでおきましょう、外野が狭い場合はフェンスまで打球でも追いつけ
そうならば少し前に、守っても問題ありません。また人工芝の場合は、バウンドした打球が伸び
ますので少しだけ後ろに守りましょう。外野フェンスのボールの弾み具合もチエック!

自分の能力が守備位置を決める!

天候と球場のコンディションが確認できたら、自分の能力を加味して判断します。
例えば、サードであれば、今日のグラウンドコンディションなら、自分が打球に対して
素早く動き脚力を発揮できるか!股関節の柔軟性を活かしきれるか!など。

 

自分の能力を十分に発揮できる位置を探します。肩が強ければ後ろに守って強肩を活かし
アウトに出来ます。バント処理などのダッシュなども考えて土の硬軟を頭に入れておきます。
外野手であれば、フェンスに当たったボールの曲がり具合いのチェックは必須です。


天候と球場のコンディションが分かれば、後は自分の能力がコンディション活かし

自分の能力を発揮できる位置を見つけます。後は一球ごとに、バッターを観察し特徴を
ツカミ自分の経験を活かして守備位置を少しづつ変えていきます。