守備が、うまくならない理由!

 

最近の子供達は昔と違って、環境が大きく変わってしまい、カラダを使うことがドンドン
少なくなってきています。野山を駆け回って遊ぶことも、家や学校ではイスに座る生活が、
当たり前の中で、カラダを特に足腰を使うことが少ないため、守備の動きが出来ないのです

守備が、うまくならない理由!
守備の動きをこなすための基本的なフィジカルが不足している子供が多くなっています。
現在では洋式トイレが当たり前の時代ですので、カラダを低く沈めて、そこから立ち上がる
動さが苦手な選手が多いのです。技術とフィジカルの両方を高める必要があります。

 

守備の動きは打球に反応し、走ってアプローチして、ボールを捕って送球する。このような
総合的な動きをするには、俊敏性、走力、安定性、ボールを捕る技術、肩の力、投げる技術
など総合的な技術はもちろん、身体能力(フィジカル)高さが求められます。

 

つまり、守備が上手くなるには、フィジカルも高めていかなければ技術も向上しないと
言うことです。技術を練習して、なかなか上手くならない時には、フィジカルを
見直してみて、カラダが柔軟に動くようになってから、技術練習をしてみましょう。

野球の守備の流れは、ひとつの技である!

野球の守備は、打球に対して、スタートしアプローチして、捕って、送球する流れですが
相手の打者走者をアウトにするには、相手より早く一塁ベースに投げなければなりません。
自分の守備位置に飛んできた、ボールに果敢に挑み、迅速に処理しなければなりません。

 

そのためには、スタートしてから捕球し、送球するまでの動きをひとつの技としてとらえる。
この技をマスターするまで反復練習して、身につけるのが必須である。送球方法もいろんな
場面に合わせて沢山ありますので、ひとつ一つ習得していくことで守備は上手くなります。

身体能力(フィジカル)を高める!

守備のおける様々なテクニックを実践するには、動き方を理解する以上に、身体能力が
必要な場面が多い。これにはカラダの持つ能力を引き出す機能的トレーニングが大事になってきます。胸部の可働域や手足の指の力、柔軟性はプロの選手でも充分でない選手が多い!


このような、能力を目覚めさせ、身に付ければ、今までできなかったプレーも意外と
簡単にできるようになり、フィジカルトレーニングは不可欠なトレーニングである。
守備で出来ないプレーは、ほとんどの理由がフィジカルの問題である。

守備がうまいと言うのは、アウトにするのがうまいと言うことです!

守備練習で選手が意識しているのが「しっかり球を捕ろう」と言うことと「受けてが捕りやすい
ボールを投げる」
と言うことを考えて練習しています。が、試合における守備の役割は
相手バッターをアウトにすることが目的なのです。

 

アウトに出来ればどんな捕り方をしようが、どんな送球をしようが構わないのが野球である。
基本的には、出来るだけ早く捕って、出来るだけ早く送球するのが野手の守備の原則である。
左バッターが打ってから一塁に走る場合、一塁に到達時間は4秒前後である。

 

右バッターの場合でも、5秒台到達します。つまり野手はこのわずか4~5秒の間に、
ボール捕って1塁ベース上に投げなければなりません。ボール待ってとったり、体勢を立て
直してから投げたのでは、間に合いません!体勢が崩れたまま送球してアウトにします。

 

この、4~5秒の間にボールを追ってスタートし、捕って投げるまでの動作で、アウトにし、
技として完成すれば初めて「守備がうまい」言われるのである。そうなるために
プロも、アマチュアでも守備の練習に多くの時間を費やすのです。