トラックマンの球質評価 ボールの変化量!

大リーグでは、すべての球場で、トラックマンと呼ばれている計測機器が設置されています。
ピッチャーの投げるボールの速度や回転、さらにリリースポイントなど、ピチャーの多くの
データが
採取されています。
ピッチャーの球速測定のトラックマンのイメージ

トラックマンとはデンマークのTRACKMAN社が開発した弾道測定機器のことであり、
ピッチャーの
投げるボールの質をデータ採取し数値化する計測器です。各投手の球質、スピード
回転数、リリースポイントなど多くのデータが採取されています。

 

日本では、トラックマンは、2015年の楽天をはじめ、各球団が導入をしており、チーム強化に、
データを生かしています。トラックマンは各球場の同じようなところに設置されており各球場の
誤差が
なく計測できているようです、特にスピードに関しては制度が高いそうです。

トラックマンとスピードガンの球速の計測の仕方の違い!

▼トラックマンの場合

ピッチャーがリリース直後のボールのスピードを計測できるため、本当の初速を知ることが
できる。
そのため各ピッチャーの球速を評価するうえで、トラックマンのデータは非常に
価値のある
データとして認知されています。

▼スピードガンの場合

日本で計測されているスピードガンは、ピッチャーが投球してからキャッチャーのミットに
入るまでのどこの部分の球速を計測しているのかわからないので本当の球速ガ分かり
にくいのが欠点である。

ピッチャーの投げるボールの回転数が多いのが良いボール?

トラックマンの凄いところはピッチャーがリリースしてからボールが1分間に何回転するのか
瞬時に
回転数を計測してしまうことです。この計測のことをスピンレート(回転数)という。

 

回転数が多いと俗に言う「ノビがある」「キレがある」と言われることが多いが、一般的には、
回転数が多いボールには揚力が作用しますが、この考え方には前提条件があります。その
前提条件とは
回転する回転軸がボールの進行方向に直角である場合に限るということです。

 

ライフルやピストルのタマは横回転に凄いスピード回りますが、進行方向に直角でないため
揚力は生まれませんが、最もライフルやピストルには揚力は必要ありません。ピッチャーの
場合、変化球は横や斜めの回転が多いため揚力は生まれません。

 

ストレートの進行方向に向かってバックっスピンがかかるボールの場合に回転数が多いと
良いボールと
言えますが、今のトラックマンでは回転数の方向を計測することができません。
ただTVを見ていて、
良いストレートを投げた時の回転数を聞くとやっぱり凄いと思いますよネ!