ピッチャーの投げ方、スリークォーターのフォーム!

 スリークォーターとはオーバースローとサイドスローの中間の角度45度前後の斜め上から
投手の腕が出てくる投球フォームのことを言います。肩やヒジなどに無理がかからない自然の
角度から腕が出てきますので体にとっては理想的な投げ方と言われています。


野球を知らないで、ボールを初めて投げる人が投げる角度はスリークォーターです。つまり
一番、自然な角度ですので、無意識に投げてもスリークォーターになるのです。スリークォータ
ーは腕だけでなく、下半身、腰、上半身、肩、ヒジとカラダの動きに負担がかからないのです。

▲カラダに優しい投げ方が、スリークォーターのフォームです。

プロ野球やメジャーリーグでも、多くのピッチャーがスリークォーターで投げています。
オーバースローも多いのですが、若い時はオーバースローで、年齢とともにスリークォーターに
移行するピッチャーも多いです。また球種によって使い分けるピッチャーもいます。

 

スリークォーターのピッチャーで活躍しているピッチャーも多くいます。
メジャーで活躍している、ダルビッシュ投手。多彩な変化球でメジャーの強打者を打ち取って
います。国内では。巨人の菅野投手ですね!2人ともスピードも変化球も一級品です。

▲スリークォーターのメリットは!

 ・カラダや肩や肘への負担が少ないため故障しにくい!
スリークォーターの投げ方は体に負担がかからない自然の投げ方に近いので、故障がしにくい。
オーバースローや下手投げはカラダに負担がかかる投げ方なので、疲れやすく、長い
期間続けるのが難しい。スリークォーターは無理をしないで自然に投げられる。

 

 ・ボールをコントロールがしやすい!
ピッチングに一番、必要な要素はコントロールです。基本的なコントロールができない
ピッチャーでは試合になりません。まずは基本的なストライクゾーン上中下の高低の次には
ホームベース内角、真ん中、外角に投げることがピッチャーになれる基本です。

 

スリークォーターの投げ方は、人間が物を投げるのに誰でも投げる投げ方です。つまり人間の
骨格や筋肉がついている部位使う投げ方がスリークォーターのフォームと言うことになります。
実際に、プロでもアマでもスリークォーターのピッチャーが多いです。

 

・横に曲がる変化球が投げやすい

スリークォーターの投投手が一番多く投げるのが打者の手元で横に曲がる、曲がりながら
落ちるスライダーが多いです。また打者の胸元に食い込んだり、外に逃げるシュート。
ストレートの軌道から曲がりながら落ちるシンカーなど、多くの変化球を投げるのが
可能なフォームがスリークォーターの投フームの特徴です。

 

スリークォーターの代表的なピッチャーはメジャーリーグのダルビッシュ投手ですね!
11種類の変化球を操る魔王の右腕とも言われています。2020年メジャーリーグで日本人初の
最多勝投手になり、サイヤング賞投手の一位は取れませんでしたが、堂々の2位に選ばれました。
今や大リーグのトップクラスの大投手です。

 

プロ野球にもたくさんいますが今や日本人トップの年俸を取る巨人の菅野智之投手です。
150キロを超えるストレートに多彩な変化球を操り、抜群のコントロールで打者をねじ伏せる。
最多勝や防御率、沢村栄治賞、最多奪三振など多数獲得しています。
プロ野球の代表的なピッチャーです。

▲スリークォーターの投手のデメリット

 ・縦の変化球が投げにくい

横に曲がるスライダーやカーブ、などは投げやすいのですが、縦に落ちるフォークやスプリット
縦に変化するするスライダーや縦に落ちるカーブなどが投げにくくなります。また、手首や
腕が疲れで振れなくなってくるとボールがシュート回転しやすくなります。

 

・ストレートがシュート回転する。
スリークォーターは腕を斜め上から振り下ろすため、腰から上の上半身を斜め横回転させて
投げるフォームのため、上半身が左に(右投手)開きやすくなりストレートがシュート回転
しやすくなってしまいます。練習時にリリースのタイミングをチエックしましょう。