大谷翔平2年ぶりにマウンドで
葛藤と闘っていた、二刀流復活への途上だった!

 

エンゼルスの大谷翔平選手が時事通信のインタビューで3年目のメジャーの今年2020年を振り
返った。18年の秋に右肘の手術を受けてから、今季は2シーズンぶりに投手での復帰を果たし、
投打の二刀流でシーズンに臨んだが、右前腕ケガもあって登板は2試合だけで0勝1敗、
防御率37.80。バッターでは44試合に出場打率1割9分、24打点と不本意な成績に終わった。

マウンドで 葛藤と闘っていた、二刀流復活への途上だった!

▲大谷完全復活の途上であるとマウンド上で葛藤!

大谷本人は決して悲観していない。「マウンドに立てたことは良かった」リハビリの過程でも、
もう少し投げたかった。リハビリの過程と言う意味でも、もうちょっと今年中に投げたかった
なと言うのはあるが、それもそれでしょうがない。投げられたのは一つ、いいこと」

 

公式戦で先発する以上、いかにチームを勝利に導くかが投手の仕事ですが、大谷投手にとっては
完全復活への途上でもある。投手として常に勝つことを追求するのか、思い通りに投げられない
こともあると受け止めるか!登板中、そんな自分との葛藤と闘っていたことを素直に語った。

 

新型コロナ扇風は大リーグにも大きな影響を与えました。キャンプから段階的な復帰への
プロセスを描いていた大谷選手にとっては、ほかの選手以上にコロナ過の影響が大きかったと
言えます。大谷選手は「しょうがないこと」と割り切っています。が、

「もうちょっと、やっぱりしっかり投げて、つくって公式戦に入りたかったなって言うのは、
もちろんある」と無念さを明かした。

▲コロナ過の影響をもろに受けた大谷ン復帰プラン!

3月にキャンプが中断。「夏季キャンプ」をアナハイムの本拠地球場でチーム練習が再開したのは
7月になってからで、7月7日の紅白戦でエンゼルスの主力打者と対戦し、打者10人に1安打、
7四球と言う制球が定まらず、右打者の背後に投げてしまうほど荒れていた。

 

6日後の紅白戦は制球に改善の兆しはあったものの、打者15人に2安打5四死球。その後の19日の
実戦形式の投球では、5回相当を無失点に抑えましたがストレートに威力がなかった。シーズン
前の調整は本番形式の調整は3日間だけ、これでは調整不足は明らかであり、メジャーリーグの
打者を抑えるには不十分でしょう。

▲ぶっつけ本番での復帰登板

トミー・ジョン手術を受けた投手は通常、マイナーリーグなどで十分な調整をしてから、
メジャーリーグの復帰登板に出場します、15年3月に手術を受けたダルビッシュ投手は
16年5月1日にマイナーの2Aで実戦に登板復帰し、徐々に登板イニング数や球数を増やしながら
2Aと3Aで5試合に登板して調整5月28日にメジャーに復帰登板しました。

 

キャンプ中のエプラーゼネラルマネージャー(元GM)の話では、大谷も打者でメジャーの試合に
出場する合間を縫ってマイナーで調整登板を重ね5月半ばにメジャーで復帰登板する予定だった。
しかし、コロナ過で開幕が大幅に遅れた上にマイナーリーグは中止に。結果、ぶっつけ本番に
近い形でメジャーのマウンドに登板することになってしまった。

▲復帰登板は開幕3戦目アスレチック戦!

大谷の復帰登板は開幕3戦目7月26日アスレチック戦。結果は無残としか言いようがない散々の
出来だった。打者6人に対して、3安打3四球で1死も奪えずにマウンドを降り、5失点。
腕を振り切れず、制球が定まらず苦しむ姿は本来の投球には程遠い大谷だった。

 

「ただ投げている感じ」と本人。一週間後の8月2日アストロズ戦は球速は約156キロに達する
場面もありましたが1回3分の2を投げたが。無安打5四球2失点で降板しました。試合後は右腕の
違和感を訴え、前腕の筋損傷が判明。今季の登板が終了。

 

今季の調整失敗を踏まえて、来季こそ慎重に調整して完全復帰を成功させてほしいですね!
コロナの影響が止まりませんが、来季の開幕するころにはコロナの嵐も収まり、開幕を
迎えられるように、大谷選手の復活を期待したいですね!