二刀流選手生まれるか「東大阪大柏原・野村和輝」
生まれるか学校初の指名「三島南・前田銀二」

 今日、夕方5時から行われるドラフト会議。今年は小園健太(市和歌山高)森木大智(高知高)
風間球打(明桜高)の高校ビッグ3を中心に、昨年の都市対抗野球で活躍した廣畑敦也
(三菱自動車倉敷オーシャンズ)らが注目を集めると予想されます。この注目の選手たちは、
いろんな形で紹介されていますので、ここでは私が期待している2人の球児を紹介いたします。

一人は「東大阪大柏原の野村和輝(のむら・かずき)三塁手兼投手です本人は二刀流を
目指したいと、大谷二世を夢見る。二刀流を目指す若武者です。監督はオリックスや巨人で
プレーした土井健大監督は『パワーは大阪でも一番、プロでも十分二刀流で行ける』と投打の
実力を高く評価しています。野村自身は『監督を超えたい』と話し指名を心待ちしています。

▲プロフィール

大阪府大阪市の出身
・野村和輝(のむら・かずき)
・三塁手兼投手
・東大阪大柏原では1年生で夏の大会にデビュー。
・背番号15番の控えとしてメンバー入りを果たし、3回戦・近大附属戦(5対8)で
    リリーフを務める。
・その後、三塁手として定位置を掴み取り、在籍3年間で通算27本塁打を記録。
・入学後の体作りで体重を18kg(→92kg)増やし、投手としても145キロ右腕へと成長する。
・チームとしては早い段階の敗退が続き、3年生の春になって大阪16強まで進出。
・大会前3月に行われた選抜出場校・市和高との練習試合で2打席連続弾をマークしてい る。
・3年時夏の府大会は清教学園に延長12回1対3で敗れ4回戦(32強)で敗退。
・4番・一塁手スタメンで中前安打2本を放ち、0対1の6回から救援で7回2失点の 粘投。
・大阪5回戦が最高成績。甲子園経験は無し。

三島南高校初めてのドラフト指名、プロ野球に入団を目指す。

静岡県三島市の『三島南高校』の前田銀治外野手県内の高校生で唯一プロ野球入りを目指して
いる。本人は『待ち遠しくて、早く来てほしい」と心境を語っています。高校通算31発の
スラッガーは同校グラウンドで行ったフリー打撃で推定130メートル弾を放り込むなど、
木製バットへ木製バットへの対応も着実に進化しています。

 

182センチ、98キロの恵まれたカラダの大砲候補は「左方向に飛ぶのは分かっている。基本は
センターから右を意識しています」
とさらっと言ってのけた。11球団から調査書が届いている
ことを話し『どこのチームから指名をいただいても、育成でもプロに行くと言う気持ちは
変わりません』と前を向いて言い放った。座右の銘は『平常心』。

 

「プロになれた時、『公立校上がりだからダメだ』って言われないようにしないと。とにかく
振って走ってます」。バットに巻いたグリップテープはたった1か月で大きくえぐれてし
まった。三島南からドラフト指名を経てプロ入りすれば学校初。最近は先生とすれ違う度に
「楽しみだね」と言ってもらえる。「うれしいし、モチベーションになってます」と語る。

プロフィール

・前田 銀治(まえだ・ぎんじ)
・2003年三島市生まれ。
・三島南では3番・中堅を担い、投手も兼任。
・遠投105メートル・50m走は6秒0。
・182センチ、98キロ、右投げ右打ち。