生まれた!前田銀治選手!
三島南高校が初めてのプロ野球ドラフトで3位指名誕生!

 10月11日に『2021年プロ野球ドラフト会議が行われました。その中で昨日紹介しました
静岡県立三島南高校の野球部の前田銀治外野手をドラフト指名候補選手として紹介いたしました
が、見事楽天に3位に指名されました。これまで三島南高校では指名された選手はなく、
今回のドラフトで初めての指名選手が誕生しました。前田銀治選手も、思った以上に
上位指名だったため驚いたようです。

本人も3位指名と言う。予想以上の高評価に驚いた様子を『自分はビリの方だと思っていた。
感謝したい』と声を震わせて語っていたようです。さらに、前田選手は『楽天は投手力の厚い
チーム。僕も野手のレギュラーを目指すチャンスをいただけてうれしい』と顔をほころばせた。
また、目指す選手はと聞かれ『同じ静岡出身鈴木大地選手。反対方向へのバッティングが
できるようにしたい』と同郷の先輩選手をの名前を挙げていたそうです。

▲三島南高校の監督も『超天然素材』と期待!

楽天の監督である石井一久監督もやヤクルト入団したころから、超天然と言われてと時の
監督である野村克也監督にいびられながら可愛がわれていました。勝負事は勝ち負にあまり
左右されない性格が向いていますので、天然と言われる選手は成功する確率が高いよう
ですね!。石井投手(石井監督)もキャッチャーの古田捕手にいびられたりすかされ
たりしながら、一流投手に育っていったように思います。

 

高校野球の特徴でもある、明るく、ハツラツトした182センチ98キロのがっちりとした体格の
前田銀治選手。野球少年がそのまま大きくなった短期間で大きく急成長しました。今年の春の
選抜甲子園大会で『21世紀枠の高校にこんなスケールの大きい選手がいた』のかと選抜大会で
大きなインパクトを残しました。初戦の鳥取城北戦で3番・中堅手として先発出場。
第3打席で逆方向のライトフェンス直撃の三塁打を放った。試合は三嶋南2-6鳥取に敗戦。

 

182センチ98キロの小さくないカラダに似合わず俊足を飛ばして、11秒7のタイムで三塁まで
一気に到達。スタンドを大歓声にかえた。さらに第4打席目の打席では、強烈な打球で三遊間を
抜くヒットを放つ。最終回には2番手投手として登板すると自己最速となる143キロを記録した。
この試合の活躍で一気にドラフト候補まで駆け上がった。甲子園出場の一試合が人生を
大きく変えるプロへの道に導いてくれた。

 

『選抜が始まるまで、“良い選手だね!”と言われるくらいで、周りから“ドラフト候補”
としては見られていませんでした』と話す。前田が野球を始めたのは、きっかけは小学5年生の
ころ友達に『体格がいいんだから、やってみない!?』とソフトボールを始めたのが野球への
入り口だった。と『ピッチャーが打たせないように投げてきてたボールを芯に当てて遠くに
飛ばす。相手バッターが芯でとらえた打球をバシッと補球する。そういうのが楽しいですね!』

▲コロナ過の休業が体力づくりに専念できた!

と屈託のない、子供のころと変わらない笑顔で野球の魅力を語っている。中学生になると
硬式野球をはじめ、地元のするがマリンボーイズで全国大会に出場。兄と姉がいたため公立
の三島南に入学野球部に入り、昨年のコロナ過で春の全国一斉休校と1回目の緊急事態宣言の
時、選手たちの自発的な行動を促すことでチームを強化してきた監督は特に指示はしなかった。
そんな中で前田選手は練習再開時にチ―ムメイトが驚くような大きな体になって帰ってきた。

 

父からの唯一の助言だった走り込みはしていましたが、『何もすることがなくて、カラダを
動かしたくてたまらないと言う状況でパクパク食べていました』と約3ヶ月で5キロの増量に
成功。仲間が見違える大きなカラダになっていました。最初大きくなったカラダに実践感覚と
技術が追い付かず!昨年の夏の替大会では苦戦が続く。せっかくパワーをつけたのに
技術が追い付かず『ボールを破裂させると言う打撃のイメージは変わらないのですが、
構えた時点で“どれだけ脱力させるか”をテーマにしました』と語っています。

 

結果。県大会準々決勝で甲子園常連の静岡高校を破るなど4位入賞を果たし、前田選手も
チームトップの打率364を記録。肉体改造とスイングの脱力に成功しました。結果21世紀枠で
春の選抜甲子園大会に出場することになりました。もちろんまだまだ、ボールを破裂させる
パワーは完成していません。これから楽天に入団してからも厳しい練習は続きます。
前田選手の“超天然素材”のハツラツとしたプレーがプロの壁も乗り越えて必ず花を
咲かせる選手になってほしいと思います。