メジャーの強打者はカラダが大きくパワー型が多い!
2020年シーズンが始まる前にエンゼルスの大谷翔平選手がムキムキに鍛えた上半身を見せて
話題になりましたが!今、メジャーでトップレベルの強打者たちのカラダを見てみると
大谷選手がムキムキに鍛えた理由が分かるような気がします。
MLBの強打者達の体格と打球速度ランキングトップ5を見てみてみると一位は松井秀樹氏の
後輩であるヤンキースの「アーロン・ジャッジ(ヤンキース)」は身長が201センチ、
体重128キロと大谷選手をはるかにしのぐ体格です。
体重が圧倒的に軽い大谷翔平選手、体重比の打球速度は速い!
大谷選手は身長は他の強打者と比べても遜色ありませんが、体重が全然違います2018年の
メジャ―リーグ新人の時は体重は92キロですが、今年(2020年)の上半身をムキムキに
鍛えたカラダでの登録は95.3キロで3.3キロ増えています。
が強打者トップ5の中では、5位のロビンソン・カノ(メッツ)183センチ95キロと
10位のトミー・ファム(レイズ)186センチ98キロと、大谷選手の体重、打球速度が
少し劣っています。その反省から体重と筋肉量を増やし鍛えたのでしょう。
打球速度を速めるにはスイング速度を速める必要がある!
メジャーリーグの強打者にパワー型が多いのは、フライ革命のバレルゾーンに入った打球を
打つためには、打球速度と打球角度を意識するようになり、バットをより速くスイングする
必要があります。そのためにはカラダの筋肉量が多くなければ大きな力を発揮できません。
つまり、、スイング速度を速くするためには、バットをより速く振る筋力が必要になる、
そのためメジャーリーグのバッターはウエートトレーニングでカラダを鍛え,筋量の増加を
目指して、スイング速度を速め打球速度を速めるトレーニングをしているのです。
日本人選手の中で「2018年の打球速度ランキングトップ10」に大谷翔平選手が11位
の次点に入っています。体格的には身長以外は体重も筋肉量も全てに劣っていますが打球速度
では遜色ありません。特に体重あたりの打球速度では1.62と他の打者より速いのです。
つまり、体重が軽い割には打球速度が速いのです。ヤンキースのジャッジは明らかに体格も
大きく「パワー型」の強打者と言えますが大谷選手のようなカラダの場合は持って生まれた
「感性」と練習で身に付けた「技術」の選手と言えると思います。
バレルの最低条件とは!?
バレルの最低条件である158キロの打球速度のフライを打つのに、必要なスイング速度は
約128キロで、そのスイングをするために、例えば体脂肪率が15%と仮定すると体重は
75キロのカラダのバッターが必要になる。プロ野球選手の平均の体格ではないでしょうか!
つまり、多くの日本人の選手は「フライボール革命」の条件を満たすことができると言えます。
これはあくまでも数値で表した可能性ではありますが。カラダが小さくても筋力など
カラダを鍛えればクリアできる条件です。
カラダや筋肉をいかに上手く使いこなせるか!
メジャーのアストロズの二塁手アルトゥーベ選手は165センチ、77キロのカラダで、
フライボール革命の先駆者です、2017年のワールドシリーズ優勝の中心選手です。
あの小さなカラダでホームランも長打も連発し優勝に大きく貢献しました。
バッティングは多くの技術を学ばなければなりません。また持って生まれた天性の器用さや
バッティングセンスは練習だけでは身につきません。筋肉を付けても、体重だけ増えても、
自分のカラダを使いこなせなければバッティングはうまくなりません。