広角打法タイプの打者はアウトコース低めから丁寧に攻める!

広角タイプの打者は引っ張りタイプや流しタイプなどと比べて、これと言った穴がない
ので、ピッチングの基本であるアウトコース低めから、丁寧に攻めて、カウントを稼いで
いくのがベストです。間違っても真ん中高めの甘いコースには投げないようにしましょう。

広角タイプの打球の方向

広角タイプは、レフトからライトまでほとんど同じ球質の打球を打てるのが特徴です。
つまり特別なクセとか得て不得手がないのが特徴です。左右どこにでもヒットを打てますので、
コースや高低にも細心の注意をしなければ抑えられません。

「広角タイプ」はバッターの理想的なバッターと言えます!

広いフェアゾーンのどこにでも打てるバッターが「広角タイプ」のバッターと言えます。
インコースのボールは引っ張り、真ん中のボールはセンターに打ち返し。アウトコースの
ボールは流し打ちしてしまいます。

 

遅いボールは引っ張りのタイミングで打ち、速いボールは流し打ちのタイミングで打ち分ける。
ボールのスピードに応じて打ち分ける打撃技術もしっかり身につけています。
言い方を変えればバッターとして理想的なバッターと言えます。

今のプロ野球の選手では、巨人の坂本勇人遊撃手、広島の鈴木誠也外野手、ヤクルトの
山田哲人内野手などが広角に打てる広角タイプと言えます。プロ野球OBで言えば、イチロー氏、
落合氏、最近ではエンゼルスの大谷翔平選手などがあげられます。

ピッチャーが広角タイプの打者を攻めるには!

穴がないバッターであるため、外角低めから探りを入れながら、丁寧に投げてタイミングの
取り方など、観察する。事前に、キャッチャーと打ち合わせしながら攻め方を決めておく。
変化球も探りを入れながら、低めに集める。コースも外を中心に低めに投げる。

試合の流れやカウントなどを考慮しながら配球を組み立てる。第一打席でバッターのクセや
引っ張れば長打もあるタイプなのか?左右どちらを狙っているのかなどを探り次打席に活かす。
野手も守備位置は定位置で様子を見る。キャッチャーの構える位置で打球コースを予測する。