今季の復活のため、18年の
二刀流を振り還り復活のポイントを検証!打者編2

今回は、打者編1で18年の実績を振り返り大谷選手の8月以降のトップレベルの活躍をピック
アップして8月の後半戦の打撃内容を・完全アウト(三振、内野フライ)、ゴロ、外野フライ
+ライナー、四死球、本塁打に分けて数字で実績を出して何が凄かったのか出してみました。

今季大谷選手の復活のポイントは!

ここでは第2弾として外野フライ、ライナー、ホームランの打球速度の数字を見て、大谷選手の
日本人離れしたパワーと打球速度がメジャーのどの位置にいるのか、打球速度もメジャーの
一流選手との比較をしてみたいと思います。

▲8月以降はレフト方向に長打が多くなった!

8月以降の打球速度が急に伸びています。特に伸びているのはレフト方面への打球である。
大谷選手から見ると流し打ちのバッティングになります。8月以前はほとんど浅いフライが多く、
ホームランや長打にはなりませんでしたが8月以降は急にレフト方面に強い打球が
飛ぶようになりました。(データ表2~表4の数値は新時代の野球データ論「神事努監修」引用)

もちろんメジャーのピッチャーに慣れてきたのも、スイングが鋭くなったのもありますが
メジャーリーグにきて半年ぐらいたった頃ですので相手はもちろんいろんな意味で慣れたのが
一番の要因だと思いますが。表を見ると外野フライだけ8月以前より伸びています。(表―2)

▲メジャーリーグの打球速度がなんと11位!

2018年のメジャーリーグの平均打球速度ランキングでなんと11位にランクインされています。
上位にはほとんどがタイトル獲得経験者ばかりであり、ヤンキースのアーロンジャッジが
一位ですが、2位がマリナーズのネルソンクルーズといった強打者ばかりである。

その中の新人の大谷選手の名前があるだけでも凄いことですが。大谷選手の打撃センスは
タイトルホルダーの選手にも引けを取らない素質があると言うことになります。昨年1割台の打率
に落ちたのは、キャンプがまともにできなかったことにつきますが。(表ー3)

 

2月18日(日本時間)から始まるキャンプは、昨年と違ってまずはピッチングから仕上げて、
バッティングに入るようですのでいつものキャンプと同じスケジュールで行うため昨年のような
キャンプにはならないでしょうと、監督は語っています。

▲大谷選手のバッティングは、スピードボールに強い!

バッターの大谷選手は。日本にいるときから、スピードボールには、強いと言われていました、
メジャーに移籍しても変わらず、速球に強い結果を残しています。最近の野球ではメジャー
でも日本でもピッチャーの球速の高速化が進んでいます。(表4)

メジャーのマイナーリーグでも日本のアマチュア選手の高校野球の投手でも150キロを超える
速球を投げる投手が多く出てきています。大谷選手はメジャーリーグ全体の中でも速球に
対する打球速度が速い。速球を打てることはメジャーでは必須のであると言えます。

▲アッパースイングが主流になる!

もちろん日本の野球界でも同じでしょう。またフライボール革命によってバッターのスイングが
変わってきています。今まで、レベルスイングが中心でしたがフライボール革命によって
アッパースイングのバッターが増えてきています。

これに対応して投手も高めのスピードボールを多用して、勝負してきます。つまりこれからは
アッパースイングに対応するピッチングをしなければ抑えられなくなるということです。
大谷選手は身長が高いため、もともとアッパースイング気味のスイングでした、特に
低めのコースは、アッパースイングで打っています。

 

当然大谷選手は長距離ヒッターですから、アッパースイングを磨いて、ホームランも伸ばして
ほしいですね。「速球に強い」という特徴は今季のバッティングに大きなアドバンテージに
なると思います。つまり今季バッティングで活躍するポイントになると思います。

大谷選手のバッターとしての復活のポイントは

打者として2018年の後半の8月以降に見せた打球速度、長打の連発をいかに早く取り戻すことが
できるか、が問題だと思いますが、打者としては足の手術も回復し、体長は万全です。

エンゼルスの大谷選手が17日(米国時間)にキャンプインし、ピッチング練習も通常どうりに
したようですが昨年の不振を糧にして、投打二刀流を一年を通して完走してほしいと思います。
誰もが心配しているのは18年のピッチングを再現できるかが一番の問題です。

 

そんななか、マドン監督は大谷にはリミットをかけないと話、大谷の可能性を見極め、可能性を
あらゆる角度から考えると話しています。どんなアイディアが出てくるか楽しみですね!
マドン監督の話ですが大谷投手は、もう153キロを自主トレで出ているそうだと話しています。
このキャンプに復活がかかっています。がんばれ大谷選手!

 

※次回は大谷投手はヒジをなぜ痛めたのか?を書いてみたいと思います。19日に掲載予定です。