インコースはなぜ危険なのか、強打者はインコースに強いのは本当か?

 

強打者、特にホームランバッターはインコース引っ張る傾向があります。インコースの際どい
ギリギリコースは打ち難いのですが少し真ん中よりのインコースになるとホームランや長打に
なりやすいので注意。バッターは引っ張りやすいインコースは狙ってきます。

インコースは危険 イラスト

バッテリーはインコースギリギリの高めを攻めてカラダを起こして、またはインコース低めに
投げて腰を引かせ、アウトコースを打ちにくくさせて、アウトコースで打ち取るのが
強打者を打ち取る攻め方の基本ですが、この時インコースをギリギリに攻めきれず、

ど真ん中に、行ったり、真ん中よりのインコースになったりすると、長打やホームランを打たれ
てしまいます。特に真ん中よりやや内角気味のコースで高さもやや高めが最も飛距離が
出る。ストライクゾーンギリギリになるにつれて飛距離はでなくなっています。(図1-1)

▲外角は飛距離が出ない!?

内角よりも外角の方が飛距離は出ない。飛距離だけで比較すると、外角の方が安全と言えます。
ただこの飛距離の内訳として、内外角のコースと打球速度と打球角度見ると意外なこと
がわかります。(図1-2)(図1-3)

▲内角は打球の各度が大きいため、長打になりやすい!

内外角のコースと打球速度の関係を見てみると、内角より外角の方が打球が速いことがわかり
ます。飛距離は内角の方が伸びている。つまり打球速度=飛距離ではなく、プラス打球角度が
大きく関係していることがわかりました。内外角のコースと打球各度の関係を見ると、

内角が最も角度が大きく外角になるほど角度は小さくなりるのです。内閣は打球速度は遅いが
打球角度をつけやすいため飛距離が大きく伸びていたのです。このように内角と外角では打球そ
のものの「性質」が違うのです。打球は速ければ飛ぶとは限らない言うことです。(図1-3)

 

強打者を攻めるとき、外角に投げれば良いわけではなく、いろんな条件や要素が積み重なって、
バッターを打ち取れる。もちろん強打者もいろんなタイプがいます、内角の甘い所は
このデータからも長打になることは証明されています。

▲スイングの特性メリット

最新の打球の研究によると。引っ張り打球はアッパースイングでボールを捉えやすい、
流し打ちはダウンスイングでボールを捉えやすいと言われています。ピッチャーは場面にもより
ますが、どんな打球をどこに打たせたいか!で球種もコースも変わってきます。もちろん打者の
タイプも大事な要素です。

 

内角や外角、また球種にコース、球質など様々な条件や場面でピッチングは変化します。
これからは、データの普及により、今ままっでの常識が大きく変わってきます。メジャーでは、
コロナ過の問題で来季からロボット審判が本気で議論されています。
野球も大きく変化するときかもしれませんね!