軸足をプレートに斜めにかけてから横に踏み変える!
ワインドアップの場合はランナーがいない時に両手を頭の上に振りかぶって投げる
投球フォームです。カラダ全体を使って軸足に乗った全体重を前足のステップによって
移動させることで、大きなパワーが生まれる。
その、パワーをムダなく上半身から腕に伝え、その腕をしならせリリースすると、力強い
スピードボールを投げることができるのです。両肩のラインが ①両手を振りかぶり
正面⇒②横向きに(3塁側向き)⇒③リリースして正面を向く
つまり、カラダを大きく使い、両肩のラインが2回も入れ替わるのでカラダが開きやすく、
バランスを崩しやすいのです。足の動きだけ見ても最初に正面を向いてプレ-トを踏み軸足を
横にして左足(前足)をステップして、軸足の重心を腰を回転(ヒネル)させて リリースとともに
一気に前足に移動する。
このリリース時に人差し指と中指でボールを弾くようにリリースするとスピンがかかった
ストレートが投げられるのです。
プロもアマもセットポジションで投げる選手が多くなっている
つまり、ワインドアップの場合は振りかぶって腰を強くヒネルため反動がつく分、カラダが
ブレやすく、制球しにくいのです。そのためランナーがいなくてもセットポジションで投げる
ピッチャーが多くなっているのです。
プレートの使い方はワインドアップと同じですが、両手を振りかぶる動作の替わりに胸の
前に構えて、ワインドアップより上半身の動きを小さくした投球フォームになりますので、
ワインドアップほどブレが大きくありません。
ワインドアップでは制球が安定しないが、セットポジションよりも
カラダ全体を使ってよりスピードを出したいときに利用するフォームです。ワインドアップと
セットポジションの中間のフォームと言えます。
投球するフォーム、通常はランナーがいる時にする投球フォームである、一番の目的は盗塁を
防ぐ投球フォームです。
ワインドアップ投球よりもコントロールを付けやすいがスピードが落ちる。と言われて
いますが、プロもアマも最初からセットポジションで投げるピッチャーが増えています。
何故かと言うと現代野球は微妙なコントロールが要求されます、もちろん!
スピードも大事な要素であることは間違いありませんが、ワインドアップはフォームが
大きくカラダ全体を使いますので疲れやすく、ブレやすい欠点があります。