エンゼルスの二刀流大谷翔平選手の凄さ!投手編2

2018年の前半戦エンゼルスの大谷選手はMLBに颯爽とデビュー!
一大センセーションを巻き起こしました。打っては豪快なホームランを連発、投げては、快刀
乱麻のピッチングをし、三振の山。100年前のべーブ・ルース以来となる本格的な二刀流の
活躍に、ファン、メディア、選手、問わず多くのアメリカ人の心を奪った。

大谷投手の復活を!を願って イラスト

あれから2年、今年はコロナ過の影響世界中がいまだに正常な社会に戻っていませんがMILBも
なんとか60試合という短いシーズンを終えることができました。が。大谷選手は投打とも、
キャリア最低の一年になり、二刀流も完全復帰とならず来年に持ち越しとなりました。

 

本人が一番悔しがっていることだと思いますが、ファンも本当に残念ですが来年に期待するしか
方法はありません!ただ前回も書きましたが、トミー・ジョン手術を受けてから本格的に
復活するのは3年から5年かかっています。ダルビッシュ投手、阪神の藤川投手、ソフトバンクの
和田投手など。10勝以上したのは、みんな4年目~5年目が圧倒的に多いのです。

▼大谷投手の圧倒的なスピードと真縦に落ちるスプリット!

大谷投手はプロ野球のスピード最速記録165キロの記録保持者でありますが、2018年メジャーで
何回か163キロ出しています。ただ、大谷投手のストレートのスピードはトップクラスではある
がノビのある球質とは言えない、ストレートの回転数が2164rpmでメジャーの平均より-99回転
と少ないです。(表1)

スピードは速いが、まだまだ回転軸のきれいなバックスピンになっていないといえます。つまり
ストレートは「ノビのある」球質にはなっていないことになり、当てられやすい球質ですが、
圧倒的なスピードで勝負できる投手と言えます、復帰後は、その回転数も期待したいですね!

 

大谷投手のもう一つの武器である球種は、打者を圧倒する真縦に近い角度で落ちる、悪魔の
スプリトとです。空振り率はなんと70.3%です。打者には悪魔のスプリットと言われています。
空振り率が70.3%は、ほとんどバットに当たらない確率です。

 

一般的な投手のスプリットはシュート気味に落ちるの傾向にありますが、大谷投手の場合は途中
までストレートと同じ高さできて、ホームべースの近くで縦に沈むような感じで落ちるためスプ
リットと分かっていてもバッターは空振りしてしまうのです。まさに悪魔のスプリットです。
また、スライダーやカーブも球速が遅くても空振りが取れる球種になっています。

▼大谷選手の二刀流を復活するための課題

 
なんと言っても、ヒジの痛みから解放!、2021年はトミー・ジョン手術から2年半たち3年
目に入ります。トミー・ジョン手術を受けてから本当の意味で、復帰できる都市だと思います。
過去の日本人選手の完全回復には時間が足りないかもしれませんが、二刀流のスタートだけは
切ってほしいと思います。ダルビッシュや和田投手、藤川投手も3年~5年かかっています。

 

技術的なことは、完全にヒジが気にならなくなってからでいいので一にも2にも肘の完全回復
が最優先だと思います。メジャー4年目に向かって頑張れ大谷選手!最後に、今のメジャーで
最高の投手であり,サイ・ヤング賞に3度輝いたマックス・シャーザー(ナショナルズ)の
コメント)を紹介しいたします。

▼マックス・シャーザー(ナショナルズ)のコメント!

「メジャーリーグには素晴らしい投手、素晴らしい打者がいるけど、大谷ほどのレベルで
両方とも活躍できる選手を僕らは見たことがなかった。子供たちにとって素晴らしい影響が
あると思う。今は10歳、11歳、12歳で投手しかやらない子が多いけどそれは良くないことだ。
どちらもやるのが本来のベースボールのはずさ。(大谷のように)子供たちの目標になる
ような選手がいるべきなんだ」と語っています。