野球で多い腰痛の予防と対処方法!

 
野球と言うスポーツで、ケガをする部分はピッチャーが肩やヒジ痛める選手が多いと
思われていますが、肩、ヒジを故障するのは、圧倒的に多いのはピッチャーの選手です。
肩、ヒジよりも多いのが腰痛です。腰痛は、ピッチャーも野手も痛め易い箇所です。

野球と言うスポーツは、ピッチャーもバッターも体幹(腰)を強く回転させたり、曲げたり
する動作が多いスポーツです。つまり、腰は動くたびに負荷がかかっています。そのために
始点となる腰の骨や腰を支えている筋肉群が緊張し疲労、疲弊し筋肉が炎症を起こします。


この状態が腰痛の大きな原因です。ひどくなると、歩くことさえ困難になり痛みに耐えられず、

椎間板ヘルニアなどの症状を引き起こします。特に成長期である10代に腰痛になると慢性的な
痛みとなる可能性がありますので、痛みを感じたら即時にお医者さんに診てもらいましょう。

腰痛の原因大きく分けて2種類ある
▼筋肉の緊張が、筋・筋膜性腰痛を悪化させ腰痛を発生させる!

➊モモの後ろ側のハムストリングスの緊張
➋お尻(特に中殿筋)の緊張
❸背部(背柱起立筋)の緊張

※ ➊+➋+❸=と言う段階を経て腰痛になります。

▼関節の可動域の減少が腰痛を発生させる!

 
野球と言うスポーツは常にカラダの回転運動が必要となるスポーツです。
ピッチャーが投球する時も腰を中心にカラダを捻りながら投球します。しかも先発ピッチャーは
一試合で100球前後のボールを投げます。腰や肩などかなりの負担が掛かります。

 

バッティングも腰の回転を中心に上半身から肩の回転へ、そして腕から指に伝わりバットで
ボールをを打ちます。右打者の場合は、左股関節からスイング動作に入り、左足を踏み出し
右下半身からスイング(回転)し、左足に重心移動が始まります。

 

ここでインパクトの瞬間、踏み出した左足を一瞬止め(左足でカベをつくる)ボールを
振り切る、のがバッティングの流れですが、この時に左股関節の筋肉が緊張していると
(腰を痛めていると)インパクトの瞬間、回転ができずパワーを受け止められません。

 

ヒットを打てば、走者となりグラウンドを円形状にカラダを左回転させながら走ります。
走る際には、股関節と肩甲骨が通常通りに動かない場合はカラダのバランスが崩れます。
そのため、腰は走塁の中心に部位になるため負担が大きくなります。

 

野球は、投げる、打つ、走る、守る、と全てにおいてカラダの中心である、腰の回転動作が
必要不可欠のスポーツあることが分かります。その中でも特に重要な関節は股関節と
肩甲骨です。
つまり、腰痛になってしまうと、野球が出来ないと言うことになります。

腰痛の予防はどのようにすればよいのか!

ピッチャーもバッターも腰痛にならないようにする為には、腰回りの筋肉を鍛えることが
重要になってきます。この時に注意しなければいけない事は左右のバランスを考えながら
鍛えないと、左右に強弱がついてしまうと逆に腰痛を引き起こしてしまいます。

 

右ピッチャーなら、時々左で投げる、右バッターなら左で素振りをすると言うように
左右のバランス考えながら、左右の筋肉を鍛えることです、ダルビッシュや大谷選手なども
良く練習で左で投げています。走塁も時々右回りで走ることで両足の筋肉が鍛えられます。


また、ピッチャーもバッターも正しいフォームを身に付けることが腰痛を防ぐ一番の

予防だと思います。それと練習前、試合前は必ずストレッチ、フォーミングアップなど
入念にやることと、練習・試合後にはストレッチングやアイシングなども有効です。

 


それでも、腰に違和感などを感じたら、病院にいき医師に診断してもらいましょう。

決して自己判断で、練習などしないようにしましょう。無理をすることが悪化する最大の
要因です、特に腰回りは一度痛めるとクセになる傾向がありますので無理は絶対に禁止です。