大谷選手 2桁勝利 4度目の
マウンドで快勝「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成!


日本時間10日、敵地で行われたアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で先発出場し、
ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」を、4度目の挑戦で達成!
敵地で10勝目を挙げた。10勝は目メジャーで初めてである。3回に左足に打球が直撃する
アクシデントに見舞われるも、痛みをこらえて6回91球を投げて、4安打、無失点、5奪三振。
打者では7回に25号ソロホームランを放ち5対1で今季10勝目を挙げる。ホームランはメ
ジャー通算118本となり、イチロー選手の117本を抜き、松井秀樹選手に次いで2位となった。

「大谷翔平選手2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成!

3回の打球を足のスネに直撃するアクシデント、大谷はすぐさま転がったボールを拾いあげて
一塁へ送球。アウトにしてピンチを脱したが、痛さのあまり苦悶の表情を浮かべた。7日の
マリナーズ戦でも左足を踏まれていた。大谷は交代も覚悟したが!続投。4、5回と走者を出し
ながらも無失点を守り6回を三者凡退に抑えて、勝利投手の権利を持ったままマウンドを降板。
打者として残り7回に先頭打者として、左腕サム・セルマンのスライダ―を捉えて、
ライトスタンドに25号ソロを叩き込み、10勝目を手にしました。
全米のメディアは104年ぶりの快挙を称えた。

 

「2桁勝利&2桁本塁打」については、昨季も10勝に王手をかけながらも3試合足踏みして
9勝に留まり、今季も3試合勝てなかったことを説明した上で、大谷の「いいピッチングをして
いれば必ずチャンスはあるかな
と思っていましたが、ウォードがいいホームランを打ちまし
たし、先制点もしっかり取っていい流れでいけたと思う。こういう試合を多くできたらな
と思います」と語っていた。

ベン・バーランダー氏も信じられない!?

 大谷マニア〟として知られる米専門局FOXスポーツのアナリスト、ベン・バーランダー氏
が、大谷翔平選手について語った。ベーブ・ルースが1918年に記録した2桁勝利、
2桁本塁打を達成し、同じ日にイチローの通算本塁打記録を超えてしまうとは。ちょっと
信じられない?イチローはメジャー通算117本塁打をマークしたが、翔平は5年目で
超えた。ただ、私はイチローの打撃練習を間近で見たことがあるが、もし本塁打を狙う
打撃をしていたら、毎年のように30本以上打っていたかもしれないと思えるものだった。
イチローは出塁し、得点するのが役割だったから、

そういう打撃をすることはなかったが、あの打撃練習は今でも記憶に強く残っている。
「もしも」をどうしても考えてしまう。もちろん、翔平とイチローは打者として全くタイプが
違うので比較できない。だけど、翔平はイチローを見て育ったはずだから、ルース以上に
イチローを超えたことのほうが、本人には意味があったかもしれないね。メジャー通算
241勝をマークするアストロズの右腕、ジャスティン・バーランダー氏を兄に持つベン氏は、
11日(日本時間12日)のフィールド・オブ・ドリームス・ゲーム(レッズ-カブス)
の取材で滞在するアイオワ州で試合中継を見守った。