キャッチした姿勢のまま送球するスナップスロー!

 

スナップスローと言うと内野手の送球技術と思われがちですが内野手や外野手にも
またピッチャーにも必須の送球技術です。ピッチャーの場合ピッチャー前のゴロやバント
処理などをダッシュで捕り、ファーストに至近距離で下から軽く投げる。

受け手側にやさしいスナップスロー

つまり、どのポジションでもスナップスローで投げる場面があると言うことです。
スナップスローで投げるのは、受け手側が捕りやすいように、確実に捕れるように投げるのが
鉄則であります。至近距離なのに上から投げられると思わず怖いと感じてしまいます。

 

これは人間の条件反射であり、誰でも反応するものです。そのため投げる側がムダな動きをなくし、モーションを小さくして下から素早く確実に捕れるように投げる。距離は近いのですから
力は入れずスナップ(手首)を使って投げるのがスナップスローです。

下半身から肩へ、腕へ、の連動が確かなスナップスローになる!

もちろん、手首だけでは、コントロール良く投げることができません。安定した下半身から
上半身の肩へ、肩から腕へと伝わり、手首に距離感、力かげんが右脳から伝わり、腕を下振りに
して投げるスナップスロー。ランニングスローより近い距離を投げる時に使うテクニックです。

 

スナップスローは上腕、特に投げる腕と手首に『力み』があると、思うようにコントロール
良く、狙ったところに投げることができません。腕と手首の角度を変化させ、下から
投げる方がコントロールがつけやすいのです。

特殊な技術を覚え、身に付けるにはそれなりの練習が必要!

ただ、どんな投げ方でも練習は不可欠です。ランニングスローやジャンピングスロー、
スナップスローなど、ボールを捕ってから投げるまでが一つの技術であり、技と言えます。
どんな技も、簡単ではありません。何度も何度も練習し、カラダや脳に記憶させて覚えます。

 

チーム練習で、ある程度できるようになったら、練習試合でためしてみます。試した結果
8割位成功したら、試合で使ってみる。もし練習試合で失敗したら原因を分析し、方法を
考え、例えば手首の柔軟性に問題があれば、手首を徹底して鍛える。

 

そのようにして、練習始め前回より手首を使った練習量を多くして克服する。
他の、ランニングスローやジャンピングッスローと同じようにこの技術を身に付けることで
必ず自分の武器になる技術です。練習で自分に合ったスナップスローをつくろう。