コロナ感染、
無症状でも3割の人に後遺症!世田谷区報告書!

▲新型コロナの後遺症の主な特徴!(世田谷区の報告書より

❶無症状感染者でも3割の人に症状が出る。軽症・中等症では6割の人が状が出る。
   重症者の場合は7割の人に症状が出る。
❷基礎疾患があると全身のけん怠感が、ない場合は臭覚・味覚障害が出やすい。
❸長期化の傾向があり、半年後は2割、1年後でも4%の人が症状を訴える。
❹日常生活に支障がある症状としては、嗅覚・味覚障害や全身のけん怠感、集中力の
    低下などを挙げる人が多い。

状新型コロナウイルスに感染したが無症状だった場合でも、約3割に後遺症が出ることが
東京都世田谷区の調査で分かった。長期化の傾向も顕著で、後遺症が出た人の約4%が
1年後も苦しんでいた。今夏の「第5波」は過去最大の流行となったが、感染中は発症して
いなくても、一定の割合で後から症状が出る恐れがある、とデータが示しています。

コロナ後遺症、症状多岐 倦怠感や脱毛、1年続く人も―専門医「早く受診を」
世田谷区は9月、4月15日時点での区保健所への発生届を基に実施したアンケートの
速報値を公表。約3700人が回答していたが、世田谷区は11月、このアンケートを
詳細に分析した調査報告書をまとめた。

▲後遺症が出るのは、約半数の人が出る!

後遺症が出たのは全体の48.1%で、女性54.3%、男性41.9%だった。感染中の
症状別に見ると、無症状者の27.5%が後遺症を訴えた。軽症者は61.3%、
中等症は61.2%、重症者は73.7%だった。後遺症の症状は複数回答で、
基礎疾患がある場合は過半数が全身の倦怠(けんたい)感を訴え、ない場合は
嗅覚障害と味覚障害を訴える割合が半数を超えた。

報告書では、後遺症が長期化する傾向も明らかになった。男性では67.7%が陽性診断日から
1カ月後も症状があった。時間の経過とともに割合は低下したが、半年後は22.2%、
1年後でも3.6%の人が後遺症を訴えた。女性の場合は同様に64.4%、19.3%、3.5%です。

 

日常生活に3カ月以上支障がある症状を複数回答で尋ねると、最多は嗅覚障害で
回答者(346人)の4割近くを占めた。他は全身の倦怠感28.0%、味覚障害21.7%、集中力
の低下20.5%、睡眠障害18.5%などが目立った。嗅覚障害は20~40代の男女で、
倦怠感は50代男女や70~80代の女性をはじめ、高齢者の方が多かった。

時事ドットコムニュース社会(世田谷区の報告書より)21年11月29日