肩の開きを抑え、ギリギリまで球をバッターに隠す!

 

社会人野球やプロ野球の世界でスピードボールが130キロ前後しかないのに三振を
多く取れるピッチャーがいます。そうゆうピッチャーは必ず『球の出所が見えにくい
ピッチャーです』と、言われます。バッターはボールが見えるのが遅いためタイミングを
合わせにくくなるために三振してしまうのです。

原因は、ピッチングフォームにあります。ステップした前足と同時に肩が回転すると
カラダが早く開いてしまいます、そのためピッチャーの握ったボールがバッターに早く見えて
しまいますので、バッターはタイミングが合わせやすくなるのです。

下半身の回転と上半身の回転に時間差をつける!

前足をステップして、時間差をつけて上半身の回転が始まるのが理想です。つまりこの
時間差が長いほど、バッターにボールが見えにくいため、タイミングを合わせにくいのです。
ボールの出所が見えにくいピッチャーはスピードが遅くても、三振が取れるのです。

 


上のイラストのように前足のステップをしても、上半身が開いていないため、ピッチャーが

握っているボールは見えず、胸を目いっぱい張っていますので、カラダのラインに沿って
腕を振り上げてリリス直前までボールが見えない振りができれば遅いストレートでも
三振が取れるようになります。

ボールが見えるのが遅い、打たれにくい腕の振り方!

前足をステップした時に肩の開きが抑えられているとボールが見えないために、
バッターがボールを認識するのが遅くなり、タイミングを合わせづらくなります。
これが『ボールの出所が見えにくい』ピッチャーだと言われるメリットです。

ボールが見えるのが早い、打たれやすい腕の振り方!

前足をステップしたときに、肩が開いてしまうと、当然、下半身と上半身の時間差(間)が
取れないために、ボールも早く見えてしまい、ボールにキレも出ませんので、バッターに
タイミングを合わされやすくなり、打たれやすくなります。これが、言わゆる
『ボールの出所が見えやすい』ピッチャーのデメリットです。