自分でコントロールできることだけに集中!

野球に限らず、サッカーやテニス、ラクビー、バスケット・・・日本にはあらゆるスポーツの
プロリーグがあります。どのスポーツにも言えることですが!ゲームの中で、人間は特殊な
状況下では緊張するのが当然です。例えばランナー1塁、2塁で試合は2-0で負けている、
回は7回後攻、アアウトカウントは2アウトで打順が回ってきたとき、打席に立つバッターは、
誰でも緊張するのは当然ですが、この緊張感をどう生かすかが問題なのです。

この状況が自分に回ってきた時に、何にも意識しないで、漠然と練習していてもメンタルの
向上はしません。選手に必要な心理的スキルを訓練するしか方法はありません。例えば
ピッチングやバッティングなどの技術を磨くように、精神面にもスキル(技術)があり、
それをトレーニングによって向上させることができるのです。このメンタルトレーニングに
期待できる効果としては、『自分が持っているスキルを試合で100%発揮することが
できるようになる』『調子の波を小さくして、いつでも安定したパフォーマンスを
発揮できるようになる』。

普段の練習時からモチベーションの波を小さくし、練習の質を向上させる』このような
トレーニングを積み重ねることでメンタルのスキルを向上させたスキルを野球以外、仕事や
勉強に役立てる。ことができる』チャンスの場面で期待通りに力を発揮できる選手は
『あの選手はメンタルが強い』とか『あの選手は、心臓に毛が生えている』などと言う言い方を
されます。逆に勝負所で力を発揮できない選手のことを『ノミの心臓』などと言ったりします。

▲自分でコントロールできることだけに集中!

 人によって、精神的に強い人、弱い人の違いはあります。生まれつきの性格や育った環境などに
よって、違ってきます。でも、メンタルに“強い、弱い”は単に精神面の技術の差である。練習に
よってピッチング技術やバッティング技術などの同じようにメンタルの技術もトレーニングを
すれば、鍛えられます。まずは『自分でコントロールできることだけに集中』しましょう。
ミスや環境の変化に動じないメンタルを身につけましょう。

 

メンタルトレーニングンの基本は「自分がコントロールできることだけに集中する。
元ヤンキース外野手で活躍した松井秀喜氏は『自分にコントロールできないことには関心を
持たない』と語っています。試合をしている状況の中で、コントロールできることとできない
ことを認識して、できることだけに集中する。それができるようになる為には、コントロール
できるものと、できないものを区別するところからはじめましょう。

 

選手たちのメンタルの悩みで、多いのは「考え過ぎてしまう」「迷いが生じる」などが圧倒的に
多い!バッターもピッチャーも、レギュラーになったばかりの選手たちはみんな早く『結果出さ
ないといけない』と言う気持ちが強すぎるのでしょう。野球をはじめ団体スポーツは相手のある
スポーツです。結果を自分でコントロールすることができません。選手(貴方)がやるべき
ことは、結果を考えずに、自分のプレーに集中することでレベルを上げることになります。

▲審判の判定には、すぐに切り替えよう!

 試合中!投手もバッターもコントロールできないのが、審判の判定やエラー、四球など審判が
判定することに対して、選手が審判に注文つけられないことです。特にピッチャーのストライク
ボールの判定が自分がストライクと思っていた渾身の1球をボールと判定された時。またバッター
が絶対ボールと思い見逃したところストライクと判定され三振アウトと宣告された時。
ピッチャーもバッターも判定を引きずってしまうと、いいことはありません。

 

 審判の判定は自分ではコントロールできません。すぐに切り替えて、次のプレーに集中しまし
ょう。チームメイトや自分のエラー、四球などもすぐに切り替えて、引きずらないようにしま
しょう。過去の結果も自分では、どうにもなりません。反省と改善は必要ですが、ぐずぐずと
引きずってはいけません。過去と未来はコントロールできません。今、現在が自分に
できることです。今やるべきことに集中しましょう。

▲練習、試合の記録をノートに残す!

大谷翔平選手は、小中学生頃からお父さんと野球交換日記をしていたそうです。ピッチングの
反省点やバッティングの反省点など書いて、お父さんは監督ですから大谷選手の練習や試合も
見ています。そのノートにお父さんも気が付いたことを書き、大谷選手が読み、反省と切り
替えがうまくいき翌日には、スッキリしたそうです。エンゼルスでの大谷翔平選手の切り
替えの早さは子供のころからの交換日記が良かったようですね!

 

交換日記でなくても、自分だけの成長ノートなどとして、練習や試合の反省を書いておくのも
良いと思います。大事なのは継続することです。小学、中学。高校、大学と成長の記を後で
見返した時、必ず今、現在の自分に生きると思います。