エンゼルスの大谷翔平投手の
復活と進化!4試合目の登板も制球に課題!

大谷翔平選手は開幕から、ピッチャーとして、4試合目の出場を5月6日(日本時間)本拠地で、
レイズ戦で先発登板しました。今回はリアル二刀流ではなく投手に専念し、6回にマウンドに
上がりましたが、2者連続フォアボールを与えてしまい、交代した。5回を投げて
被安打は1、四球が6と相変わらずの制球力に課題を残しましたが。
毎回の7つの奪三振を奪い、無失点に抑えて見せた。

課題はコントロール!

制球力を見るとまだまだ右腕を手術前のように自在に使えない違和感があるのかもしれません。
ダルビッシュ投手や藤川投手など多くのトミー・ジョン手術受けた選手に聞くと2~3年では
完全に手術前には戻らないと言っています。もちろん個人差はあると思いますが。大谷選手も
まだ100%戻ってはいないと思います。細かい動きや頭と腕の連携は微妙な部分があるので、
完全に腕や体に伝わらない部分があるのではないでしょうか!

▲制球が良くなるには、もう少し時間がかかる!

5回を投げ終えて球数も75球でしたので、6回のマウンドに上がりましたが、2者連続で
四球を出してしまい、マドン監督がマウンドに行き降板。監督も大谷投手に疲れが見えたと
語っています。大谷投手は勝利投手の権利をもって降板しましたが、7回にレイズのラウ選手に、
3人目の救援投手が逆転3ランを打たれ、大谷投手の勝利投手権利は消滅しました。
試合はそのままレイズが3対1で勝利しエンゼルスはレイズに3連敗。

動画大谷選手5月7日登板翌日ホームランリーグトップの10号

大谷選手も試合後のインタビュ
ーで『もちろん四球が少なければもっと長いイニング投げられ
ますし。今日も7回ぐらいいけたんじゃないかな』と制球難を反省し、『ボール自体は悪く
ないのかな』と手応えを口にしています。今日もイニング数を上回る奪三振を記録し、
今季の奪三振率14.46は、メジャーで3位の記録である。その球速は誰もが認めている。

▲レイズのブラントン・ラウ選手の対戦した大谷投手の印象!

大谷投手に1四球、2三振をしたブラントン・ラウ選手に大谷投手の印象はと、記者に問われ、
『対戦は非常に困難だよ』と対戦した感想を述べた。『4~5回を普通に96マイル(約154キロ)
くらい投げて、投げようと思えば100マイル(約161キロ)まで出力を上げられるオオタニの
ような投手との対戦は本当にチャンスがないね』とラウ選手。『しかも、投げる球の全てが
動き方が違うんだ。あんなヤバすぎるボールを投げる投手との対戦は、本当に困難だよ』と
お手上げだったようです。

 

ラウ選手は1番で出場し、第1打席ストレートの四球で出塁しましたが、3回の第2打席では
99.4マイル(約160キロ)の4シームで空振りの三振。5回の3打席目は99.3マイル(約160
キロ)の4シームの見逃しの三振に打ち取られています。初回以外の計8球は何とかファオル
にしたものの、ボール、ストライク見極めができずにボールカウントを一つも取れて
いません。昨年も4試合連続ホームラン含む56試合で14本塁打を打った打者が、
大谷投手の球威の凄さ語っています。

 

温かくなる今月末から7月頃には右腕の振りも安定し、ストライクを自由に操れるように
なれば、さらにスピードも上がり、ボールの切れも良くなります。そうなったらどんな
ピッチングをするのか、大谷フィーバーがさらに盛り上がり、18年の騒ぎの比では、
ありません。アメリカ中、日本はもちろんアジアでも大騒ぎになりますね!

▲フォーシームの回転数の進化!平均球速の進化!

 毎試合話題を提供している、大谷翔平選手。18年のデビュー時の二刀流ブームから丸3年たち
ました。3年前の5月の今頃も大変な二刀流ブームでしたが、ようやくヒジの手術やひざの
手術を乗り越えて、4年目のメジャーに五体満足で挑戦している大谷選手です。が
特に、ピッチングは、今季の3試合まで入れて19試合程度しか投げていません。

 

18年デビュー時の4月4試合で2勝1敗。5月4試合2勝0敗。6月1試合0勝0敗。9月1試合1敗。
の18年は合計10試合と昨年2試合プラス今季の4試合プラスオープン戦の3試合で19試合です。
何を言いたいかと言いますと試合勘。とかバッターとの細かい駆け引きなど、試合で投げて
みないと分からないことがいっぱいあります。

 

18年、メジャーに移籍して、投げていた球種はフォーシーム、スプリット、スライダー、
カーブと主に4種類でした。今季のキャンプでは日本ハム時代に投げていたチェンジアップを
試投し『久々に投げて変化も良かった。落ち球としてより横の変化として投げたい』と話して
いたそうです。新しい球種をマスターすれば相手打者には脅威になります。

 

今季投げたフォーシームの平均球速は970マイル(約156.1キロ)で回転数が2410でメジャー
1年目の2018年の平均球速96.7マイル(約155.6キロ)回転数2164から上がっています。
当然、威力も増してより打ちにくい剛速球になっています。今までのパワーピッチングに
さらに凄みが増し、チェンジアップが使えるようになれば、より剛柔の使い分けができ、
驚異の奪三振率15.15が更に良くなるでしょう。

 

人間的にフィジカルも技術的にも格段の進化、進歩している大谷翔平選手です。今メジャー
リーグは大谷翔平選手の一挙手一投足にアメリカをはじめ韓国、台湾など世界の野球をしている
国のすべての人々がマスコミも、メジャーの選手も、OBもファンも一喜一憂しています。
今度こそケガなく一年間二刀流を完走してほしいですね!