投手の投球と野手の送球、基本的な違い！

ピッチングは打者に打たせないように投げる、打たれてもアウトに出来るように投げる。
そのために、ピッチャーは強くて速いボールを投げるのが基本なります。野手の送球は
味方が捕球しやすいボールを投げて、打者走者をアウトにするのが基本になります。

野球において、ピッチャーと言うポジションは特殊な存在で、ただ一人ピッチングを
許されるポジションである。そのために、ピッチャーにはさまざまな制約があります。
ピッチングをするには、マウンド上のプレートに足を触れて行うと決められています。

プレートに触れている状態では、さまざまな制約あります。ランナーがいる時に破ると
ボークになる。プレートから足を外すと、ピッチングができないことになり、けん制球などの
送球の制約も大幅に軽減されます。

このように、野球のルールの中で明確に分けられているのがピッチャーが行う「投球」と
野手が行う「送球」です。同じ投げることでも目的が全く異なりプレーするうえでも
大きな違いがあります。

それが冒頭で書いた、ピッチャーは打者に打たせない、アウトに出来るように投げるので、
スピードがあり、強いボール投げるのが基本。野手は送球は味方が捕球しやすい
ボールを投げるの基本であり野手の基本はアウトを捕る守備をすることです。

ピッチングは野手の送球に比べて、使う力が格段に大きくなります。カラダにかかる
負荷も大きく、しかも全身を使って投げるため、カラダの使い方を理論的に理解していないで
間違ったフォームで投げ続けると故障の原因になってしまいます。

ピッチングは、野手の送球をはるかに超えたパワーが必要なために、ただ腕を力任せに
振って投げるだけでは、ピッチングになりませんし、故障が必ず起きてしまいます。
ピッチングフォームは、自分に合った正しいフォームで合理的な投げ方を身につけましょう。