外野手の広い守備範囲、頭を使って守ろう!

 

外野手は、捕手から見て左から左翼手(レフト)、中堅手(センター)、右翼手(ライト)
と言います。外野手は内野手のピッチャーを入れて5人に比べて3人しかいません。
3人なのに担当すべき守備範囲が内野手より圧倒的に広いのが特徴です。

外野手の走行キャッチング

この広い守備範囲を狭く使うためには、どのようにしたら良いのでしょうか?
特に外野手の中心であるセンターの選手は、チームでも一番の肩の強さと正確な送球技術を
持ち、守備のうまい選手が守るのがセンターです。さらに外野の司令塔でもあります。

 

センターに次いで肩の強く、送球が正確コントロールを要求されるのがライトです。
必ずしも肩の強い力がなくても務まるのがレフトの選手です。センターを中心に、この広い
守備範囲を、連携して守るのが外野手です。常に声を掛け合って守るのが大切です。

内野手より守備機会が少ない外野手は守備の負担が軽い!

外野手は内野に比べて、ボールに触る機会が少なく守備の負担が軽いため、打撃が重視される
ポジションでもある。特に左右両翼は打線の中心を担うくらいの打撃力が求められる。
右翼手(ライト)は強肩であり、正確なコントロールされた送球も必須条件である。

 

 外野の守りの中心である中堅手(センター)は全ポジションの中で一番広い範囲を一人で
カバーしなければならず、走力(スピード)が重要なポジションであります。もちろん、
打撃力も重要です。5ツール(打撃、パワー、守備、肩、スピード)を持っている選手が
理想的な中堅手である。

 外野守備は頭を使って準備、注意点!

 ▼打球のクセや特徴を頭に入れておく!

打者の打ったボールは、右打者、左打者ともそれぞれ打球にクセがあります。一般的には
左打者の打球がレフト方向に飛ぶ場合は、ほとんどがレフト線方向に切れていくことが多く
頭に入れておく必要があります。ゴルフで言うスライスボールのように左に切れていきます。

 

もちろん打者のタイプで変わってきますが、例えば、引っ張るクセのある打者、流す専門の
打者など、打順が一回りすれば、大体のタイプなどは予測ができます。特に最初の打席で
いい当たりをされた打者、ヒットを打たれた打者はタイプをよく覚えておきましょう。

 

 ▼グラウンドの特徴やフェンスのクセなど環境をインプット!

外野は球場によって形や広さ、フェンスのあるところや土手であったり、いろいろです。
グラウンドのルールなども理解し頭に入れておかないと思わぬミスにつながってしまいます。
試合前に充分に調査しておきましょう。

 

ボールのハズミ方、芝生がある場合は、生え方の状態など、土の場合は、でこぼこの状態など
荒れ方など、自分の守備位置を充分に確認しておきましょう。太陽の向きや日当たりの
状態など、また風の向きや風速などカラダで感じて判断しましょう。

 

 ▼ゲームの状況や流れに添ったプレーを心掛ける!

ゲームの流れによって、どこに返球すれば良いのか、ここは捕殺できる場面なのか、
内野手に送球する場面なのか、普段から状況判断の対応のし方を内野手と外野手で話し合って
おくのが大事になってきます。野球は一球ごとに状況はが変化します。

 

つまり、今現在の状況を常に把握するように心掛ける、ことが非常に重要です。
ゲーム中でも内野手と常に修正や反省も含めて話し合っておきましょう。外野手の場合は
ひとつの判断ミスが致命傷になってしまいます。外野守備は、頭で守ることを知ろう。