➊自重体幹トレーニング  野球に必要な筋肉をつける。

野球はバッターもピッチャーもまた守備も、みんなカラダを回転させるスポーツです。
回転させるには、軸の回転が大事になってきます。つまり回転するには軸を強くしなければ
ピッチャーの投げるスピードボールも鋭い打球も打てません。野手の投げるボールも同じです。

お尻と太ももを鍛える、左右交互に足をランジ。

つまり、体幹を鍛えないとスピードボールも、鋭いライナーも打てません。そこで今回は体幹を
鍛えるトレーニング方法を紹介します。最初は自重体幹トレーニングから紹介していきたいと
思います。イラストで紹介していきますので印刷して見ながら自重トレして見てください。

トレーニングの重要性とカラダの成長順序を知るスキャモン発育曲線!

ちょっと前、小・中・高校生の「成長期の心身の健康」でも書きましたが人間が20歳までに
どこから、成長していくのかを表にした、「スキャモン発育発達曲線」カラダのどの部位が
何歳から発育するのかを表にして、示したものです。

スキャモン発育発達曲線表

その表を見ると、免疫力に関わるリンパ系は12歳で成人以上に成長しますが、以後は成人値に
戻ります。スポーツに関わるのが神経系型と一般型(骨格や筋肉、臓器)の部分です。
脳と各部位をつなぐ神経系は10代前半までに大きく成長します。

 

つまり、この10代前半にいろんな運動でカラダに刺激を与えると大きく発達し成長することに
なります。神経系とは別に一般型の骨格や筋肉は14歳以降に筋力を鍛えることは、
効果的であり、14歳以前は筋力を鍛えても効果が薄い言うことになります。

中学生までは、神経系を鍛える、筋力は高校生になってから!

当然、個人差がありますがここまでデータがハッキリ出ている訳ですから、先生もコーチも
お父さんお母さんも、息子さんの状態を見て無理に筋力を鍛えさせないで神経系を徹底して
鍛えた方が良いと思います、もちろんカラダの状態などによりますが!

股関節を鍛える。左右スライドランジ。

特に、近年の子供達は環境が大きく変わり、遊びながら神経系の発達に効果的な運動が出来て
いないことが多い。そのため、機能的な動作を目指すトレーニングが有効になる。
筋力アップより先に、フィジカルを中心に鍛えた方が効果が大きい!

 

成長期の選手はケガや故障になり易い年代でもあることを知っておきたい。中学生くらい
までは軟骨が柔らかいため、ピッチャーだけでなく内野手もヒジを痛める子供もが多い。
いわゆる、野球ヒジの症状になる。高校生以上になるとじん帯に影響が出るようになる。

松阪投手や大谷選手達が手術した「トミージョン手術」をするダメージ受ける場合もある。
他にも、日本のプロ野球のピッチャーも多くの選手がトミージョン手術を受けています。
成長期と成人期の違いはありますが、対応を間違えると取り返しがつかないことになります。

 

骨の成長に筋肉の成長が追い付かず、筋肉の付け根が引っ張られて。おきるヒザのケガ
「オズグッド・シュラッター病」なども成長期に多いケガである。このようなケガなどに
ならないために、フィジカルトレーニングを含む体幹を鍛える自重トレーニングを紹介します。

 

このページから、順次紹介していきますので、プリントして自分に合った
トレーニングをしてください。