医療の基礎知識も野球選手のケアには必要!

 

野球によるケガや故障で、中学生や高校生、またプロ野球の選手のなかでもダントツに
多いのが『野球ヒジ』と言われる、ヒジ疾患です。多くのメジャーリーグ選手が手術している、
「トミージョン手術」一昨年、エンゼルスの大谷選手も手術しました。

医療の基礎知識はケアに必要!聴診器の写真

他にも、松阪投手やダルビッシュ投手など多くのプロ野球選手がヒジの手術をしています。
野球ヒジはプロの選手ばかりでなく、多くの成長期の少年野球の選手も、特にピッチャー
に多くみられる疾患です。原因は同じ投球動作を繰り返し行うことでヒジの骨が損傷する。

 

そのために、以前からピッチャーの球数制限が叫ばれています、特に高野球の全国大会での
『一週間で500球に制限とする』と一応、決まったようですが有識者の間では
「小手先の改革」と、異論が相次ぎ、まだまだ問題があり時間が掛かりそうです。。

高校野球の監督、ピッチャーの自覚が芽生えている!

2019年の高校野球夏の全国大会予選で岩手県の決勝戦で大船渡高校のエース佐々木
朗希投手を
投げさせないで、試合に出場させなかった国保監督は「故障を防ぐため」休ませた、
賛否両論も
激しく世間が揺れました。主役の佐々木投手はロッテに入団しプロをスタート。

 

近年では、プロ野球のピッチャーも投げ終わった後にアイシングをします。が、かっては
ピッチャーの肩は冷やしてはいけないと言われ、プールや水で冷やすな!ましてや冷房など絶対
ダメと言う時代がありました。今では真反対のアイシングですから、医療に無知の怖さですね!

監督、選手も医療の基礎知識がケアに必要な時代です。

急性的に痛む炎症に対しては冷却し、慢性的に痛む場合は温めて血流を良くすると良いと
医療的に確認されたためにアイシングするようになったそうです。ただ、個人差もあるので
単純に冷やせば良いのか分かりませんが、球界も最新医療を取り入れていくでしょう。

 

人間のカラダのことに関しては、医学が一番理解されているのですから当然補助、協力が
必要不可欠です。全国高校野球甲子園大会でも多くの医療関係者が各選手の試合前後の
検診をし、投手のヒジ、肩の検診相談も受け、万全の医療体勢を取っているそうです。